2018年06月12日

6時間歩きの岩間露天風呂(2)温泉マニアのメンテの御蔭、露天風呂


通行止めのゲートから3時間半でようやく岩間の露天風呂に到着です。

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避難小屋ではTさん(手前)とNさん(奥)が待っていました。

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早朝早く来て湯を全部抜いてブラシでこすり、掃除をしてお湯をためているところでした。

この源泉は100mほど上がったところに源泉があります。

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例年はブルーシートがかぶせてあり源泉は見えないのですが、今年の大雪でブルーシートが破れ沸騰している温泉が見れました。90℃のお湯です。この源泉が山崎旅館と遠く一里野温泉まで配管され引っ張られています。

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あたり一面硫黄の臭いが漂い温泉独特の風景です。

NさんとTさんに聞くと今年最初に来たときは、雪と石と倒木でどこから直すか手を付けられないくらい荒れていたと言っていました。

朝から晩までかかり直したそうです。

お湯がいっぱいになり早速Tさんが入り、そのあと私も入らせてもらいました。

6畳くらいの温泉の場所は、もともとお湯が自噴しているのを林道工事関係者の人が石を積んで、川の水をパイプで引き、お湯を調整してつくった温泉です。

3日間もメンテしていないと熱湯となり、青い藻は生えとても入れない状態になると、Tさんが話をしてくれました。

「水の取り入れ口にすぐ砂利や葉っぱがつまり、絶えず掃除をしないと熱湯になるんよ。わしはこの温泉が好きだから掃除をしているんよ。ただ入りに来る人は知らんかもしれないけどね。」

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掃除もせず、ただ入りに来た自分は申し訳ないです。

2回ほど入り避難休憩所で、8年も通ってのボランティアをしているNさんになぜこの山奥の温泉の通っているかを聞くと

「福田さんね、ここは携帯の電波も届かないし、俗世間を離れ、大自然にに囲まれ自分を取り戻す場所で好きなんだね。この温泉が・・。」

「寝袋持って泊りに今度ぜひ来て見て、いい所よ」

私は
「動物とか怖くないですか?」

「すぐ向こうの温泉の下の川のあたりにお湯が流れる岩があるでしょ。あそこに青い藻が生えているのを猿が群れをなしてきて食べに来るよ。」

「え!ほんとに、怖くない?」

「全然怖くないね、何もせずじっと見ていると猿の方から離れていくよ。遠くの方だけど熊も見るよ。カモシカもね。この間あの温泉の石のところにマムシがいたのにはびっくりしたね」

「いやあすごいところだわ」

「夜はね全く明かりがないので、満天の星が見えてねきれいだよ。スバル座の星がみえるよ。金沢では周りが明るいので、スバル座は見れないけどここでは見れるんよ」

「でもここまで歩いてあのがけ崩れを乗り越えないと来れないし、簡単にこれない大変なとこですよ」

「あのがけ崩れの御蔭というか、通れないためにこの逆に自然が守られているかもしれないね」

「がけ崩れのために今のところNさんや、Tさんの聖地かもしれないですね。」

「そうかもしれない。車がここまで来出したらもう観光化してこの自然が守られないと思うよ」

NさんとTさんは今夜は泊りです。

話は尽きず私は寝袋をもってきていないので、帰りを考えて元の道に帰りました。


温泉に入っていろいろな苦労話と、自然の素晴らしさを聴き充実した1日でした。






posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
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