2021年07月06日

岐阜県羽島市足近町で気密測定(完成)


おはようございます
健太郎です。

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6月3日は 岐阜県羽島市足近町で
鞄n辺建設 プラスホームさまの
現場の気密測定(完成)を行いました。

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室内に入ると木の
いい香り。
無垢の床板はパイン。

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リビングは明るく
温かみのある色合い。

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天井が一部高く
梁見せ天井になっていました。

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リビングの隅に
カウンターテーブル。

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木製のガラリを開けると
床下用エアコンがビルトインされていました。

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冬に稼働させて床下(基礎内)を温め
ガラリから暖気を出す仕組み。

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2階に上がると天井に
これまた木製ガラリ。

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小屋裏階段を上ると
そこには エアコンが...。
小屋裏が冷房室になっており
夏用エアコンになります。

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エアパスファンで冷気を
各部屋に回す仕組み。

夏は 冷気を上からおろし
冬は 暖気を下からあげます。
これは松尾設計方式の全館空調です。

試運転の結果は上々。
真夏、真冬も どんとこいです。

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さて、気になる完成気密の
結果はいかに...。


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C値 = 0.20cm2/m2 の超高気密でした。


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かなり良い結果... というか
渡辺建設さまの最高新記録です!!

でも、ここから
C値改善(隙間埋め作業)するのが
渡辺建設さまです。完成で...

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同時給排のレンジフードの
正面パネルを外し

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ダクト周りの隙間を気密処理しました。
レンジフードONで内部が負圧になり
隙間から空気を引っ張りまくるので
抑えておきたいポイントです。

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もう一つは給気口等の
気密処理。

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給気口に限らずパイプファンなど
モノを外すとこんな感じに
なっていることが多いです。

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拡大するとこんな感じ。
面白くないのがスリーブ(筒)と
ボードの隙間です。

ここは給気口ですが下手すると
壁の中に空気を入れる可能性があります。

ここにパイプファンなどの換気扇が
ついている場合は壁の中の空気を
引っ張ることも...。

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この現場はすべての給気口を
外してもらい

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スリーブとボードの隙間を
埋めるように気密処理してもらいました。

この気密処理は完成気密を
上げるとともに壁の中に
空気を入れさせない効果があります。
絶対おすすめ。

さて、C値改善後(隙間埋め後)の
測定結果は...。

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C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
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測定結果に 渡邉社長はとても喜び
詳細結果を確認されていました。

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
25cm2 → 21cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.31 → 1.13と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。

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完成気密でここまで
上がるのは稀なこと。

しかも今回の気密処理は
壁の中の空気を引っ張らない
壁の中に空気を入れさせないという
経年劣化対策の1つです。

皆さんもぜひ
お試しください(^^♪


posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 気密測定
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