2021年07月27日

福井県鯖江市で気密測定


おはようございます
健太郎です。

IMG_1137.jpg

6月16日は 福井県鯖江市で
樺広地所さまの現場の
気密測定を行いました。

この角度で見ると平屋と
2階建ての家が並んで
いるように見えますが

IMG_1138.jpg

大きな1軒の平屋でした。

IMG_1139.jpg

IMG_1141.jpg

リビングは勾配天井で
吹き抜けの大空間。

IMG_1146.jpg

長い廊下?も
勾配天井で吹き抜けの仕様。
窓の配置が良く
どの部屋も明るかったです。

IMG_1144.jpg

ここはパネル工法。(プレウォール方法)
断熱材はネオマフォームになります。

IMG_1145.jpg

パネルのジョイントは
コーキングによる気密処理。(室内側)
外壁側は気密テープによる
気密処理が施されています。

IMG_1147.jpg

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

IMG_1148.jpg

サッシ周りはコーキングに
よる気密処理。
窓枠のジョイント部分にも
コーキングが入っていました。

IMG_1142.jpg

屋根の断熱は ネオマフォームに
ウレタンを吹き付けした付加断熱仕様。

IMG_1149.jpg

それではチェックしていきます。
ここは基礎断熱(床下が室内扱い)の仕様。

柱周りにウレタンで気密処理されていました。
床断熱ならば当たり前?ですが
基礎断熱で施工されているのは珍しい。

IMG_1150.jpg

壁際に目を向けると
ホールダウン金物がウレタンで
覆われていました。
ヒートブリッジ対策ですね。

IMG_1151.jpg

もっと目を凝らして見ると
剛床と壁の取り合い部分に
ウレタンが吹かれていました。(家をぐるっと1周)

これも床断熱ならば
気密施工されている部分ですが
基礎断熱で施工されているのは
かなりレア。
大工さんの心意気を感じます。

IMG_1153.jpg
IMG_1158.jpg

天井に吹かれたウレタンですが
施工のアラが気になります。

カットした部分の穴の始末や
母屋の際の隙間がめちゃ気になります。
気密測定器で減圧すると
案の定、その穴から少し漏気がありました。

IMG_1159.jpg
IMG_1161.jpg

う〜ん。
怪しいところがチラホラ。
時間が掛かりますが
ウレタンですべて穴を埋めることに。

IMG_1154.jpg

断熱材に隙間があると
そこから集中して外気を
引っ張る可能性があります。

IMG_1156.jpg

特にレンジフードONのとき
すごく引きます。
冬は特に冷気が入りますので
埋めておきたいですね。

IMG_1162.jpg
IMG_1169.jpg

あとは電気配線回りの
気密処理を強化。

IMG_1167.jpg

気密処理をしても隙間が
埋まっていないこともあるので
そこをしっかり押さえます。

IMG_1143.jpg


さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。


IMG_1163.jpg


C値 = 0.069cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
IMG_1166.jpg

気密処理を頑張った監督さんは
とても喜び、詳細結果を確認されていました。

αA(家全体の隙間面積)は
9cm2(3×3cm)。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.04と隙間風が超入りにくい
特性です。

IMG_1140.jpg

天井を埋めるのにかなり時間が
かかりましたが
成果が出で良かったです(^^♪

posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
最近のトラックバック