2021年10月11日

石川県能美市松が岡で気密測定


おはようございます
健太郎です。

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8月26日は 石川県能美市松が岡で
活タ藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

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現場に入ると工事用の
足場がぎっしり。

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完成図が想像しにくいですが
勾配天井 & 吹き抜けあり
スキップフロアありの
仕様でしょうか。

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それでいて軒が深い。

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おそらくリビングの床と
繋がるようにウッドデッキが
付くと想像します。

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天井も足場も大きな勾配が
付いているため、こう見えます。
なかなかの角度。

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それではチェックしていきます。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

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サッシ周りはユラソール(高性能気密テープ)
により気密処理。

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断熱材は屋根・壁ともに
旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。

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そのグラスウールを
タイベックスマート(気密シート)内に
充填しユラソールで気密処理。

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床の剛床のジョイント部
柱の立ち上がりも
ユラソールで気密処理。

柱の立ち上がりには
コーキングも入っていました。
ダブルの気密処理です。

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これは2階の天井の気密処理。
見てもらえば分かりますが
木材のジョイント、接合部、
気密シートとの取り合い。
あらゆるところを気密処理しています。

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おっと珍しい。
縦ラインに貼り忘れ発見。

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きつい体制ですが
しっかりユラソールを
貼りました。

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他に貼り忘れがないか
テープの浮きがないか
監督さんが点検しています。

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ユニットバス下の
スタイロフォームのジョイントも
ユラソールで気密処理。

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それでは測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに...。

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C値 = 0.060cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
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それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

作業はテープの浮きの押さえや
気密テープの貼り忘れ
チェックなどです。

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木材のジョイント部に
気密テープのない箇所がありました。

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難しく入り組んだ取り合い部分。
テープに浮きがないか
押さえて押さえて確認します。

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筋交い周りも浮き易いので
しっかり押さえていきます。

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ユラソール(気密テープ)から
ネバネバがはみ出していますね。

剥離紙を剥がして施工すると
化学反応を起こし、ブチルのような
ネバネバの粘着質が出てきます。
このネバネバが強い接着力の秘密。

ただし、完璧ではないので
接着箇所を何度か押さえた方が
良いと考えます。
これはどのテープにも言える
ことですが。

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6人で約1時間ほど
テープを押さえて回りました。

さて、テープ押さえによる
C値改善の結果はいかに...。

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C値 = 0.053cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
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測定結果にC値改善を頑張った
監督さんは嬉しそうに
結果を撮影していました。

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
8cm2 → 7cm2 と
1cm2の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.13 → 1.01 と隙間風が
超入りにくい特性に大幅改善。

IMG_2798.jpg

ちなみに0.053cm2/m2は
安藤建築事務所さまで過去最高値。

純粋な気密シート貼りの仕様で
こんな数値が出るとは2年前は
考えもしなかった。
次の測定が楽しみです(^^♪

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posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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