2023年01月27日

石川県金沢市東力で気密測定


おはようございます
健太郎です。

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12月10日は 石川県金沢市東力で
活タ藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

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現場は勾配天井&
吹き抜けがある設計。

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サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはユラソール(気密テープ)で
気密処理されていました。

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断熱材は屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。

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断熱材の充填後、室内側に
気密シートを貼った仕様。

タイベックスマートは
廃番で在庫限り。

この気密シート、
結構好きなんですが... 残念。

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剛床のジョイントも
ユラソールで気密処理。

柱周りにはコーキングが
入っていました。

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ここは玄関周り。

基礎とスタイロフォームの取り合い。
基礎と土台の取り合い。
土台と剛床の取り合いは全て
ユラソールで気密処理。

しっかり清掃すれば
不陸しやすい箇所もちゃんと
接着できる気密テープです。

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ユニットバスの排水溝に
水が溜まっているか確認したところ
空っぽでした。

このままだと下水から
空気を引っ張るので
しっかり水を入れ、封水しました。

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さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。


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C値 = 0.086cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
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それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

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この現場のC値改善は
気密テープの貼り忘れや
テープの浮きを

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改善することが
メインです。

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どこが問題か
わかりますか?

正解は中央部分に
約4cm幅のみ気密テープが
貼られていません。

ウォーリーを探せより
見つけにくい問題でした。

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ここは簡単です。

右隅部分に気密テープの
浮きがありました。

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テープの貼り忘れは少ないですが
テープの浮きは探すと見つかる感じです。

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地味な改善ですが
この作業で少しでも
家が暖かくなるならばと
1時間弱作業をがんばりました。

さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

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C値 = 0.075cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
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測定結果にC値改善をがんばった
監督さんはとても喜び
結果を撮影されていました。

αA(家全体の隙間面積)は
8cm2 → 7cm2 と
1cm2 の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.33 → 1.26 と隙間風が入り難い
特性に改善。

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今回はたった1cm2の改善でしたが
超高気密の状態から
1cm2改善するのは至難の業。
やったことのある方なら分るかと...。

すべてはお施主さまに
あたたかい家に住んで
頂きたいという気持ちで
励んでいます(^^♪


posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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