2023年03月01日

福井県鯖江市住吉町で気密測定


おはようございます
健太郎です。

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1月27日は福井県鯖江市住吉町で
活タ藤建設さま(福井県鯖江市)の
現場の気密測定を行いました。

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軒が深い設計です。
その軒を極太の梁が
支えていました。

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外壁側でテープが
貼られていました。
なんだろう... 面材かな?

話を聞いたところ
サーマックスという断熱材で
付加断熱として貼られている模様。

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桁周りもきれいにテープが
貼られていました。
外側で気密を取った形です。

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室内に入ると大工さんが
現場を清掃されていました。

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断熱材は屋根・壁ともに
セルロースファイバー。

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メッシュ状のシート内に
セルロースファイバーを充填。

さらにその上から
調湿すかっとシートが
貼られていました。

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サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

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サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。

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この現場は基礎断熱仕様。
断熱材はカネライトフォーム。

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厚みはなんと100ミリ。
超極太仕様です。

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換気システムは
ローヤル電機の第1種換気。

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おっと、そー言えば
外をチェックしたときに
基礎に水抜き穴がありました。

ここは基礎断熱の現場なので
水抜き穴は気密漏れに直結します。

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安藤社長にコーキングを
入れてもらい

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指で押さえて隙間を
潰してもらいました。

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給湯給水の配管まわりにも
たっぷりコーキングを充填。

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さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。


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C値 = 0.36cm2/m2 の高気密でした。

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
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それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

まずは玄関ドアの電子錠の
配線穴が開いていました。
早速、コーキングを充填。

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あとは天井まわりの
改善です。

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吊り木まわりから
漏気あり。

気密テープで取り合いを
しっかり押さえました。

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下屋部分の電気配線周りから
大きく漏気あり。

配線が邪魔して
気密処理がやりづらい。
そのための漏れです。

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配線をかき分けて
気密シートと梁の取り合いに
丁寧にテープを貼っていきました。

気密漏れは作業がやりにくい
ところほど発生しやすいです。

さて、気になるC値改善後の
測定結果はいかに...。

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C値 = 0.31cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
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改善をがんばられた安藤社長は
詳細結果を確認されていました。

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
56cm2 → 49cm2 と
7cm2 の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.16 → 1.15 と微量ですが
良い方に改善しました。

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約1時間半のC値改善。
7cm2 はなかなかの改善量。

どんな断熱材でも 良い気密が
あってはじめて発揮します。

そんなんで 改善作業は
がんばり甲斐がありますよ。(^^♪

posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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