おはようございます
健太郎です。
2月17日は福井県敦賀市昭和町で
癌V村さまの現場の気密測定を
行いました。
現場は南面の大開口サッシから
光が差し込む明るい室内。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
測定前の漏気チェック。
窓まぐさまわりを
確認される監督さん。
怪しい取り合いには
気密テープを貼りました。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
玄関の基礎と土台の
取り合いにはきれいに
気密テープが貼られていました。
ここは基礎断熱仕様(床下が室内扱い)。
写真は換気のダクト周り。
ウレタンで気密処理されていました。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は...。
C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関周り。
サッシ枠の下端から
なかなかの漏気あり。
枠は 空洞になっていて
外と繋がっている模様。
気密テープで貼って
蓋をしました。
換気システムは
ローヤル電機の第1種換気。
換気システムまわりが怪しい。
「めちゃ風出てますわ。」と
監督さん。
漏気がなくなるまで
ウレタンをしっかり充填しました。
換気の周りはウレタンを
吹きづらかったのか
漏気箇所はまだありました。
丁寧に隙間にウレタンを
充填して漏気を止めました。
天井で言うと...
気密漏れの定番である
梁と天井の隙間から
漏気あり。
「まぁまぁ漏れてますね」と
監督さんに体感してもらいました。
ここは下屋を側面から見た構図。
ある場所からピューっと
勢いよく漏れてましたが
どこかわかりますか?
正解は ...
金属火打ちの上の
1cm2くらいの穴。
しっかりウレタンを入れました。
最後は 床と柱・間柱の
取り合い部分。
ここは 床下からの漏気ではなく
柱と剛床の隙間を伝う
壁側からの漏気になります。
1階の取り合いのみならず
2階にも有効なのでお試しあれ。
それでは再測定。
C値改善後の結果は ...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善をがんばった監督さんは
とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
21cm2 → 18cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.22 → 1.06 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
第一種換気&床下エアコンの
仕様の現場でしたが
かなり暖かい家になりそうです(^^♪