2023年03月10日

石川県河北郡津幡町で気密測定


稜です。

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2月13日は石川県河北郡津幡町で
褐囂さまの現場の
気密測定を行いました。

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中に上がります。
土間の広いお家のようですね。

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屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

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サッシはサーモスUH。
アルミ樹脂複合の
ペアガラスです。

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チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
されています。

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現場は床断熱。
床のジョイントは、
テープで気密処理されて
いるようですね。
画像では分かりませんが、
上(合板のジョイント)と
下(大引きと断熱材の取り合い)の
二重の気密処理をしてあるそうです。

上か下のどちらかだけとなると、
伝い漏れを起こしたりする事が
意外とあります。
二重になるとテープと手間が
かかってしまいますが、
その分気密性は更に向上
するはずです。
素晴らしい処理ですね。

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勿論、柱の根元まで
しっかり処理してあります。

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床を貫通している配管の
周りもコーキングで
気密処理されています。
床断熱の場合は、
基本的に床に生じる隙間は
全て塞ぐ必要があると
考えていただきたく思います。

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二階の床(合板)と胴差し、
梁などとの取り合い部分です。
見づらいですが、
コーキングで気密処理
されています。

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下側だけじゃなく、
上側からの処理も大切です。
二階の床と柱の取り合いも
気密処理してありますね。

伝い漏れを起こしやすい箇所ですが、
これだけ丁寧に処理してあれば
安心できますね。

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CD管から出ている配線の
周りをコーキングで処理。
線が束になっていると
真ん中に隙間が出来ますので、
それを考慮した処理が大切です。

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お風呂周りも丁寧な
気密処理が施されています。
その箇所によって、
適切にコーキングやテープなどを
使い分けて処理してあるので
素晴らしいと思います。

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それでは測定を始めます。
気になる結果は...

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C値=0.24cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2

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チェックしていきます。
屋根のウレタンを見てみると、
配線の貫通部に隙間が
出来てしまっていました。

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ウレタンで隙間を埋めて
気密処理しました。
配線が梁に接していたので、
ウレタンを吹き付けた際に
上手く埋まりきらなかったんですね。

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他にも怪しい隙間を発見。
手を近づけて確認してみると
漏気していましたので、
こちらもウレタンで
気密処理をしたいと思います。

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怪しそうな穴ぼこがあっても、
意外と漏気が無いことが多いです。
表面だけ見ると隙間が
出来ているように見えますが、
奥の方でしっかり埋まっている
からですね。

しかし、今回のように
漏気してしまうケースが
ありますので、
怪しい隙間があった場合は
とりあえず埋めておくことを
おススメします。

それでは再度測定を始めます。
結果は如何に...

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C値=0.20cm2/m2の超高気密です。

αA (家全体の隙間面積)が
28cm2 → 23cm2

n値 (隙間特性値 範囲1〜2)が
1.47 → 1.37
となっています。

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この結果に、
立ち合いされたお施主さまは
満足されたご様子でした。

丁寧な処理のおかげで
しっかりと良い気密と
なっていますね。

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現場の中を観察していると、
こんなコーナーを発見。

どうやら缶コーヒーを
断熱材の切れ端で囲んだ状態で、
ヒーターで暖めているようですね。

熱を無駄に逃がすことなく
効率的に暖められますし、
とても便利そうですね。
こんな光景は今まで
見たことなかったので、
面白かったです。
posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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