2015年04月13日

ドラム室はガラスクロス額縁にしよう!


この間から防音室の見積もりで予算オーバーで頭を悩ましていました。

大建工業の防音建材で見積もったのですが、予算がないからここまで出せないと、住宅会社の担当者から他社メーカーで考えてくれんかとの言われていました。

そこで「デザインやかっこよさ別にしてくれるなら、吸音性能の高い旭ファイバーのガラスクロス額縁貼りでどうでしょうか?」

と私から提案しました。

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「わかった。福田さんに任せるよ。頼むね」

ドラムは低音域の125HZ〜250HZの周波数の音が大きく、ここを最大に吸音できる材料を選びます。

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生の板状グラスウールが最大ですが、工場騒音なら使えますが、防音スタディオにはとてもつかえないので、意匠性を考えるとガラスクロス額縁貼りが良いと考えました。


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ドラムの遮音は床、壁、天井はRCコンクリート構造にしますので、遮音は先ず大丈夫です。

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問題はドラムという大音量を音をいかに吸音して弱めるかです。

平均音圧レベル85dB以上を長時間、耳に暴露を受けると聴覚障害の恐れがあります。

昔、長年機織り機械工場で働いてきた人が耳の聞こえが悪くなり、職業性難聴の人が増えたことでも知られています。

人の耳に優しいドラム室は徹底的に吸音です。

今回の防音室は予算と遮音吸音性性能の両立という難しいテーマでした。




posted by 山男のつぶやき at 08:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 騒音と防音
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