「病気にならないための家づくり」という健康・省エネ住宅を推進する国民会議編著の本を読むと家の中の寒さが原因で高齢者が特に入浴事故死が多いと書いてありました。
東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると65歳以上の高齢者が年間17000人の人が入浴中に死亡しているという推計が明らかになったそうです。
交通事故死者が平成26年全国交通安全協会の発表によると4113人ですから、寒さによる住宅内の入浴事故がなんと交通事故の4倍も起こっているのには愕然とします。
「血管は温度に影響されやすい」
「床から10cmの足元付近の室温が10℃低下すると血圧平均9mmHgが上がる」
住宅会社、工務店、設計事務所さんはこのようなヒートショックの危険な寒い家にならないよう断熱、気密、換気、冷暖房計画をしっかりたてて健康で安全な住宅をお願いしたいですね。
「人間は寒さに弱い」
この寒さ対策が重要です。
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