2016年02月01日

住宅温熱診断(2) 換気給気口のはずが排気口に


温熱環境調査と結露調査の住宅の測定はサーモカメラ撮影、気密測定、温湿度測定、輻射温度測定、換気風量測定です。

結露は断熱、気密がとれていないことで室温低下が原因で起こることが多いですね。

気密測定した後は換気の風量測定をしました。

P1030820.jpg



換気はダクトレス換気でした。


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2階の部屋の排気口を測ると31m3/hとよく排気していました。


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サーモ画像で真っ赤な色で部屋の暖かい空気をよく排気しているのがわかります。

同じ部屋の対角にある自然給気口を測るとなんと風量0m3でした。

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T00005IR.JPG


よく見ると、本来外気の冷たい空気が入り青色のはずが赤色なのです。一部少し青がありますがほとんど赤色、つまり排気しています。

これは気密がとれていないため、温度差換気が起きてしまっています。

住宅の屋外との空気の出入りは1階と2階の間のn−n線上はプラス、マイナス0の中性帯となります。

P1030832.jpg


しかし気密断熱があまりとれていないお家は上下の温度差が大きくこのように2階給気口が排気になってしまうのです。

 
空気は1m3、0℃の時1.293g、20℃の時は1.205gと温度によって重さが違います。20℃空気は0℃の空気より1.07倍軽いのですね。

P1030833.jpg


 
室温の温度差がなければ、2階でも給気口は換気計画通りちゃんと給気となります。

2階の天井の点検口は通常のアルミの点検口で気密がとていませんでした。

P1030822.jpg


結露の原因はいろいろありますが、気密断熱の性能は低いこと。まずは基本性能を上げることがとても大事ですね。



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posted by 山男のつぶやき at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
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