咲蔵工房様(福井県勝山市、さくらこうぼう)の大野市の現場で換気システムを納めさせていただいたので商品と取り付けの説明にお伺いしたところ、東北、北海道の高密度のグラスウールに先貼り気密シート工法をされておりびっくりしました。
耐力面材にウレタン吹き付けが多い北陸でGWに先貼り工法はまだ非常に施工例が少なくなかなか見れません。
壁は16kgのGW120mにダイライト耐力面材の外に高密度GW45mmの付加断熱、小屋裏天井桁上に剛床合板を貼り気密シートを貼り高密度GW120×2=240mmでした。
屋根の母屋間に私の通気遮熱FOボードを貼って夏の遮熱対策もされていました。
基礎は防蟻断熱仕様でした。
咲蔵工房の別段社長さんにお聞きすると
「ウレタン吹き付けは北陸ではいま流行りだが、家の増築や子供、孫の代に建て替えするとき断熱材と木材、金物の分別するとなると、大変な費用が掛かるのでお施主様の為にも将来のことを考えて先貼り気密シートに高密度のGWにした。」
「それに外気に接する桁、梁が経年変化で、ひび割れ、ねじれなどで気密がとれないので先貼りシート貼りで気密をきっと確保した」と話されました。
東北、北海道の先進の設計士さん、工務店、住宅会社の高気密高断熱住宅の設計、施工をかなり勉強したということです。
大野市は周りが山に囲まれ大野盆地なので北陸では雪も多く一番寒い地域なので温熱性能の高い住宅が必要です。
今月末か、11月初めに気密測定をしますので、今から楽しみです。
【高断熱高気密の最新記事】