設計事務所、工務店、住宅会社の実務者向け専門全国誌の日経ホームビルダー4月号に屋根断熱の施工の解説の特集記事が載りました。
吹き気抜け、ロフト、屋根勾配天井など、水平の天井での断熱では難しく、屋根断熱工事が増えてきました。
屋根断熱の難しさは屋根材下地の野地板と屋根断熱材の間の排湿、排熱の通気層をどうつくるかが工務店、設計士さんの悩むところです。
軒先から棟までの空気の流れの通気層をとらないと断熱材と野地板の間に結露に危険性があります。
断熱気密施工が悪いと、特に冬冷たい野地板で断熱材の野地板面が冷やされ、室内の水蒸気が直接野地板裏に触れ、飽和水蒸気をこえて結露します。
野地板が腐ったり、結露水が室内天井に雨漏りのように滴り落ちるクレームが起きることがあります。
特に寄席棟屋根は棟換気がとりにくいので通気層をどうするかが問題ですね。
この4月号には結露の発生事例からどう通気層をつくって直したかのヒントが山盛りでした。
野地板と断熱材の間の通気スペーサーの記事の中に、私の屋根裏通気遮熱FOボードの記事も載っていました。
著作権の関係でブログでは詳しい内容は書けません。
屋根断熱の悩み解決方法はこの4月号が非常に参考になります。
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