2021年07月26日

石川県かほく市内日角で気密測定


おはようございます
健太郎です。

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6月15日は 石川県かほく市内日角で
活タ藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

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屋根の角度がすごい。
聞いたところ10寸勾配(傾斜45度)
のようです。

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室内はきれいに清掃された
明るい室内。

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安藤建築事務所さまが得意とする
勾配天井+吹き抜けの仕様ですが
いつもより屋根の角度を感じます。

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それではチェックしていきます。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

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サッシ周りはユラソール(高性能気密テープ)
により気密処理。

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断熱材は旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。

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そのグラスウールを
タイベックスマート(気密シート)内に
充填しユラソールで気密処理。

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床の剛床のジョイント部、
柱の立ち上がりもユラソール。

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ユニットバス周りも
ユラソールで気密処理。

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玄関まわりの基礎と土台、
スタイロフォームの取り合いを
ユラソールで気密処理。

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2階の床と梁の取り合い部分
もユラソール。

何度も登場するユラソールですが
メッシュ入りの柔軟性のある
気密テープです。

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見えますか...
のりみたいなモノがはみ出してます。

このテープは 剥離紙を取って施工すると
数時間後に化学反応を起こし?
強力な粘着性のある物質が出てきます。

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大工さんによっては仕上げに
このはみだした粘着が邪魔だという声も聴きますが
こいつがこのテープの接着力の秘密です。

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さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。


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C値 = 0.065cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
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それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

とにかくテープの浮きを押さえること
が大切です。

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見えますがテープの浮きが...。

超強力なユラソールであっても
完ぺきではなく、シートにしわがあったり
押さえが弱かったりすると浮きやすいです。

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そんな個所を
手さぐりで地味に
浮きを潰していきます。

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安藤建築事務所さまでは
タッカーの針の上にも
気密テープを貼っているのですが
たまに貼り忘れもあります。

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今回は3カ所くらい見つけましたが
数千箇所もタッカーを打って
3カ所の貼り忘れはすごいです。

さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

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C値 = 0.054cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
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C値改善をがんばった設計士さんは
とても喜び結果を撮影されていました。

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
7cm2 → 6cm2 と
1cm2 改善しました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.11 → 1.09 と改善。

IMG_1120.jpg

「たかが1cm2 じゃん」と言われる方が
いるかもしれませんが、高いレベルからの
改善は相当難しいです。

また、このC値改善が気密の
経年劣化を緩やかにすると信じ、
毎回本気で取り組んでいます(^^♪

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posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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