2021年07月28日

石川県金沢市疋田町で気密測定


おはようございます
健太郎です。

IMG_1309.jpg

6月17日は 石川県金沢市疋田町で
喜多ハウジング鰍ウまの現場の
気密測定を行いました。

この現場はリノベーション(リフォーム)
の物件になります。

喜多ハウジングさまでは
2階建ての物件を平屋にする
フルリノベーションが多いです。

IMG_1173.jpg

明るいですね。
リビングは天井高の
勾配天井の仕様です。

IMG_1172.jpg

それでいて土間部分が広い。
最近、土間を広く取った間取りが
流行っています。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

高性能リノベーションに
カテゴライズされますね。

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サッシ周りはコーキングにより
気密処理。
窓周りの木材のジョイントは
ブチルテープにより気密処理。

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断熱材は天井、壁ともに MAG(マグ)の
イゾベール・スタンダード 16kg。
気密シートを貼られた仕様。

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床のジョイント、柱の立ち上がりは
気密テープにより気密処理。

IMG_1185.jpg

壁際の気密シートはL字に折り
気密テープで押さえてあります。

IMG_1193.jpg

気密シート貼りで難しいのが
電気配線の処理。

配線の周りをブチルテープで
極力押さえ、さらにコーキングを
しっかり入れた気密処理。

IMG_1195.jpg

ユニットバス周りは
基礎断熱の仕様。

スタイロフォームとシートの
取り合い部分はウレタンと
コーキングにより気密処理。
いや〜きれいに施工されています。

IMG_1186.jpg

コンセントボックスは
気密コンセントボックスを使い
ブチルテープとコーキングにより
気密処理。

IMG_1189.jpg


さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。


IMG_1190.jpg


C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
IMG_1194.jpg

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

玄関周りはウレタンでビシッと
気密処理されていたので漏れなし。

IMG_1179.jpg

既存の柱は木材で補強。
その取り合い部分に
気密テープを貼りました。

IMG_1183.jpg
IMG_1182.jpg

新築と違い、古い柱や梁などの木材に
気密処理を必要とするところが
リノベーションです。

その分、気密が出しにくいのですが
流石ですね。

IMG_1202.jpg

気密シート貼りで注意点は
使用するテープをしっかり接着させること。

IMG_1204.jpg

どんな高性能テープを使っても
テープに浮きがあればそこから
漏気する可能性があります。

テープは何度か確認し
押さえて押さえて接着させましょう。

IMG_1199.jpg

羽子板ボルトまわりに
コーキングを入れました。

IMG_1200.jpg

電気配線まわりにも
コーキングを追加。

さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

IMG_1201.jpg


C値 = 0.22cm2/m2の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
IMG_1205.jpg

気密処理を頑張った社員大工さんは
「0.2cm2/m2 を切りたかった」と
悔しそうにされていました。

いやいや、フルリノベーションで
0.22cm2/m2は とんでもない気密です。
フルリノベーションでこれより
いい気密出しているよって方は連絡ください(^^♪

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
15cm2 → 14cm2 と
1cm2の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.15 → 1.10 と改善。

IMG_1172.jpg

喜多ハウジングさまの
リノベーションはどんどん
レベルが上がっています。

勉強熱心な社員大工さんの熱量が
そうさせているのでしょうね。


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posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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