2021年10月13日

石川県小松市須天町で気密測定


おはようございます
健太郎です。

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8月27日は 石川県小松市須天町で
竃k製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。

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現場は全館空調の
基礎断熱仕様(床下が室内扱い)。

基礎に含んだ水分を飛ばすように
4、5台のサーキュレーターが
床下で稼働していました。
基礎断熱はとくに床下をカラカラにして
カビの発生を抑止したいです。

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断熱材は屋根と天井高の桁上のみ
ウレタン吹付断熱。
壁の断熱材はセルロースファイバー。
断熱材充填前の面材のみ
の測定になります。

IMG_2874.jpg

それではチェックしていきます。

サッシはYKKの
APW430(樹脂トリプルガラス)と
APW330(樹脂ペアガラス)の
組み合わせ。

IMG_2864.jpg

サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。

IMG_2862.jpg

面材のジョイント部に
コーキングが入っているのがわかります。

IMG_2870.jpg
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間柱、筋交いなど面材に接触する部分、
木材と木材の取り合いを気密処理

現場全体がこんな感じなので
やり過ぎと言われる人もいるでしょう。
でも伝い漏れを徹底的に押さえた
気密処理だと思います。

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外壁側は既に防水シートが
貼られて見えませんが
面材のジョイントは気密テープと
コーキングにより気密処理。

IMG_2858.jpg
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玄関まわりは
基礎と土台の取り合い
スタイロフォームと基礎の取り合い
をコーキングで気密処理。

IMG_2879.jpg

梁を固定する金物は
ヒートブリッジを嫌って
ウレタンが吹かれていました。

IMG_2878.jpg

ホールダウン金物周りは
コーキングで気密処理。

IMG_2872.jpg


さて、気になる
気密測定の結果はいかに...。


IMG_2875.jpg

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

正確には...
C値 = 0.047cm2/m2 のウルトラ気密でした。

IMG_2883.jpg

めちゃくちゃ良い気密ですが
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

排水配管の目貼りが少し
浮いていたため
しっかりテープで押さえました。

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梁と母屋の取り合い部分に
気密テープ。

IMG_2855.jpg

梁のボルト穴に
ウレタンを注入。

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屋根に吹かれたウレタンの
怪しい箇所にウレタンを注入。

さて、気になるC値改善後の
測定結果はいかに...。

IMG_2889.jpg


C値 = 0.031cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.0cm2/m2。
IMG_2887.jpg

測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜び
詳細結果を確認されていました。

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
9cm2 → 6cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.32 → 1.13と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。

IMG_2881.jpg

大空間がある現場ですが
超高気密であることと
断熱ダクトの全館空調により
温度ムラのない暖かい家になりそうです。

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posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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