2022年11月14日

石川県金沢市涌波で気密測定


稜です。

写真 2022-11-01 12 53 01.jpg

11月1日は石川県金沢市涌波で
トラスト住建鰍ウまの現場の
気密測定を行いました。

写真 2022-11-01 13 28 17.jpg

写真 2022-11-01 13 36 23.jpg

中に上がります。

写真 2022-11-01 13 36 04 (1).jpg

写真 2022-11-01 15 18 35.jpg

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹付断熱と
なっています。

写真 2022-11-01 13 28 32.jpg

サッシはリクシルのEW。
樹脂ペアガラスです。

写真 2022-11-01 13 36 31 (1).jpg

チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
してあります。

写真 2022-11-01 13 35 47.jpg

現場は床断熱です。
床のジョイント部分に
テープが貼ってありますね。

写真 2022-11-01 13 47 02.jpg

外周部の柱周りまで
キッチリと貼ってあります。

写真 2022-11-01 13 36 41.jpg

配管の貫通部は
コーキングで気密処理
されています。

写真 2022-11-01 15 19 46.jpg

外周部の二階の床と梁と
胴差しとの取り合い部分に
ウレタンが吹きつけられています。
意外と漏気してしまう箇所
ですので、
画像の通りウレタンや
コーキングでの気密処理を
おススメします。

写真 2022-11-01 14 45 46.jpg

測定を行う前に、
測定器で減圧をしながら
少し改善処理をしたいと
思います。
先程ご紹介した外周部の
テープに切れ目が...

写真 2022-11-01 14 46 02.jpg

どうやら壁のウレタンの
表面をカットする工程で
テープまで切れてしまった
ようですね。
何か所かありましたので、
上からテープを貼って
切れ目を塞ぎました。

写真 2022-11-01 14 52 33.jpg

梁と間柱の取り合いの
隙間から漏気しています。

写真 2022-11-01 14 53 19.jpg

外周部であれば外側から
処理してありますので、
漏気することはありませんが、
高天井の下屋部分との
取り合いであった為に、
漏気してしまったようですね。

テープを貼って気密処理
をしました。

写真 2022-11-01 13 57 00.jpg

束のまわりにウレタンの
詰まっていない隙間が
ありました。

写真 2022-11-01 13 59 03.jpg

手を近づけてみると
漏気していましたので、
ウレタンを吹き付けて
気密処理をしました。

写真 2022-11-01 15 01 18.jpg

他にも配線の貫通部などから
少しだけ漏気がありましたので
気密処理を行いました。

写真 2022-11-01 13 31 24.jpg

それでは測定を始めます。
気になる結果は...

写真 2022-11-01 15 17 40.jpg

C値=0.50cm2/m2の高気密です。

現場の気密処理の具合を
見る限りでは、
もっと良い気密のはずなのに...

C値はともかくとして
n値 (隙間特性値 範囲1〜2)が
大きすぎるので、
どこかに勢いよく風が
入ってくるような目立った
隙間が存在するはず。
そんなことを考えていると、
思い当たる節が一つ。

写真 2022-11-01 15 15 50.jpg

コレですね。
物入れ用の引き違い戸。

写真 2022-11-01 15 15 40.jpg

横から見てみると、
隙間から光が見えていますね。

写真 2022-11-01 14 44 21.jpg

階段下の空間なんですが
最終的には縁が切れて
気密ライン外になるそうなので、
目張りをした状態で
測定をしてみます。
気になる結果は...

写真 2022-11-01 15 12 19 (1).jpg

C値=0.18cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

αA (家全体の隙間面積)が
69cm2 → 26cm2

n値 (隙間特性値 範囲1〜2)が
1.74 → 1.26
となっています。

写真 2022-11-01 15 12 08.jpg

この結果に、
立ち合いされた監督さんは
驚いているご様子でした。

気密が良くなるはずとは
思っていたのですが、
まさか αA (家全体の隙間面積)が
43cm2 も良くなるとは...
n値 (隙間特性値 範囲1〜2)も
劇的に改善していますので
ビックリですね。

もともと気密を確保する為の
商品では無いので
当然といえば当然ですが。

何はともあれ、とても良い気密。
寒さに負けない、
暖かいお家になるでしょうね。
【気密測定の最新記事】
posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 気密測定
この記事へのコメント
大工さんのお仕事も気密処理も丁寧なのでしょう。最初からC値凄いですね。
福田さんのお仕事も。
何度かブログ見させて頂いておりましたが何を見ていたのやら、今回初めてC値以外の意味を知りました。
勉強になりました。新築一戸建てを検討中の者です。有難うございました。大手ハウスメーカーにて検討中でしたがc値は測りませんとの話を聞いてビックリ!契約直前でしたがやめました。大手ハウスメーカーで今どきそんな事を言ってるのです。
いやはや・・・・
Posted by at 2022年11月16日 09:24
コメントありがとうございます。

暖かいお家を建てる上では、
気密測定を行っている建築会社さんの方が
安心できるかもしれませんね。
Posted by 稜 at 2022年11月16日 17:23
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