おはようございます
健太郎です。
1月11日は 石川県白山市中ノ郷町で
活タ藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。
現場は勾配天井で
吹き抜けがある設計。
吹き抜け部分には木製の
足場が組まれていました。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはユラソール
(気密テープ)により気密処理。
断熱材は屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアウールα(グラスウール)。
断熱材の充填後、室内側に
気密シートを貼った仕様。
剛床のジョイント、
配管周りは
ユラソールで気密処理。
柱の立ち上がり部分
筋交い周りもユラソール。
玄関周りは ...
基礎と基礎の立ち上がり、
基礎と土台、土台と床の取り合いを
ユラソールで気密処理。
施工箇所をきれいに清掃すれば
しっかり接着できるテープです。
ユニットバスの下の
気密処理をやられてます。
架台(ユニットバス)の脚下は
断熱材を抜いているため
その部分(基礎と断熱の取り合い)の
気密処理が必要です。
めちゃくちゃ丁寧な
仕事されてます。
それでは測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.20cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
おっと ...
床下点検口が箱に隠れていたため
忘れられていました。
目貼り目貼り。
玄関ドアは木製の
スニッカルペール。
パッキンの当たりが悪い。
大工さんにドアラッチを
調整してもらいパッキンの
当たりを強くしてもらいました。
あとはひたすらテープの
浮きを押さえる作業。
特に勾配天井の部分が
作業し難いためか
浮きが多い感じ。
気密シート貼りの要は
テープの接着なので
浮きを押さえて空気を抜き
漏気の侵入口をつぶしていきました。
それでは再測定。
C値改善後の結果は...。
C値 = 0.081cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
20cm2 → 8cm2 と
12cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1〜2)は
1.44 → 1.17 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
今回は床下点検口の目貼り忘れが
大きかったと思いますが
時間をかけてテープを押さえた
効果もあったと思われます(^^♪
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