2023年03月15日

石川県河北郡津幡町で気密測定


おはようございます
健太郎です。

IMG_3458.jpg

2月2日は石川県河北郡津幡町で
拠[工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

IMG_3460.jpg

現場に入ると大工さんと
監督さんが気密処理を
されていました。

IMG_3467.jpg

2階に上がると吹き抜け
エリアに足場が組まれていました。
かなり大きい吹き抜けです。

IMG_3468.jpg

断熱材は屋根が
セルロースファイバー。

メッシュ状のシートに
セルロースを充填してから
室内側に気密シートを貼った仕様。

IMG_3461.jpg

壁の断熱材はグラスウール。

室内側には屋根と同じく
イゾベール・バリオの
調湿する気密シート(エクストラセーフ)を
貼られた仕様。

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サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープで
気密処理されてました。

IMG_3471.jpg

気密シート貼りで難しいのは
間仕切り壁の処置。

柱、間柱、筋交いなど 厄介な
取り合いを漏気させることなく
気密処理する必要があります。

IMG_3472.jpg

電気配線は
まとめてではなく
1本1本 気密処理。

IMG_3465.jpg

おっと玄関まわりの
シートの下端が止まって
いませんでした。

シート下端にユラソール
(気密テープ)を貼って
押さえました。

IMG_3473.jpg


それでは測定します。
気になる気密測定の
結果は ...。


IMG_3474.jpg


C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
IMG_3477.jpg

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

まずは玄関周り。
玄関ドアは YKKのイノベストD50。

このドア。断熱性能はいいのだが
パッキンの当たりが少し悪い。

IMG_3475.jpg

ドア周りのパッキンを
起こしてやると気密が違ってきます。

IMG_3483.jpg

電気配管が通る
CD管の気密処理がされてない。
気密テープで処置しました。

IMG_3486.jpg

梁と2階の床の取り合いは
定番の気密処理です。
外からの伝い漏れを止めましょう。

IMG_3480.jpg

ウレタンをたっぷり吹いて
気密を取りました。

IMG_3489.jpg

ここも同様です。
気密シートの中は外扱いであります。
取り合いをしっかり攻めましょう。

IMG_3490.jpg

ここは2階の一室。
最後の気密処理になりますが
どこかわかりますか?

IMG_3491.jpg

正解は...
壁から伸びる床の
ジョイントの隙間です。

IMG_3492.jpg

今回は取り合いに
ウレタンを充填してから

IMG_3493.jpg

ジョイントに気密テープを
貼ってみました。

ちょっと手間ですが
壁から伝ってくる漏気を
しっかり押さえることが
出来る処置です。

それでは再測定します。
C値改善後の測定結果は...。

IMG_3494.jpg


C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
IMG_3495.jpg

C値改善をがんばった監督さんは
0.1cm2/m2達成に喜ばれていました。

今回の改善作業により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 13cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。

隙間の質を表す n値は
1.37 → 1.17 と隙間風が
入り難い特性に改善。

IMG_3460.jpg

手作りで気密を取る
気密シート貼りの仕様。

C値 0.1を出すには
気密に対する熱い熱量が
必要だと感じます(^^♪

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posted by 山男のつぶやき at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気密測定
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