残雪の山が美しい季節になりましたね。
私の好きな石川と福井の県境の山々がきれいです。
石川の富士写ケ岳(写真左)から福井の小倉谷山、火燈山(右)への縦走は石楠花の宝庫です。
そして右に目をやると丈競山の北峰(左)と南峰(中)、浄法寺山(右)にはよく登りました。
ところである住宅会社より中華料理店の屋根裏の結露の相談がありました。築後6年のまだ新しいお店です。
お店を訪ね原因調査をしたところお店の厨房室の水蒸気が小屋裏までまわって保温材の貼ってある折屋根の裏で結露していることがわかりました。
小屋裏外壁には多くの自然換気のための外部フードがつけてありました。
お店の主人が調理の仕込みしていたときにその小屋裏をのぞくとむっと中華の臭いとムッとした熱気を感じます。
厨房室の天井点検口から天井を除くと外壁にはグラスウールが入っていましたが気密シートまではありません。
それと厨房の排気ダクト外部フードが基礎近くまで四角いダクトで延ばしておりかなり圧損があり弱運転では充分排気ができていないことがわかりました。
お店の主人に聞くと強運転にすると厨房のすぐ横のサッシのガラリから強い冷たい風が来るので寒いというのです。
その為寒さふさぎにベニヤをあてたりしています。
まず私がアドバイスしたのは
@ 外部のフードを短くし空気の抵抗を少なくし吐き出し易くすること。そのさい、天井にある排気ダクトに保温材を巻き厨房の熱を天井にためないようにすること。
給気口のサッシ窓下のガラリをメクラにして新たに外壁にフードをつけ、天井に給気用ダクトを設け、厨房の中の大きいステンレスで囲った部分に穴を開けそこより給気の空気を取り入れること。
A 厨房室の天井と2階床までのふところ部分の外壁、間仕切り壁を気密シートや発泡ウレタン、コーキンング工事して2階小屋裏まで水蒸気が行かないようにすること。
B 2階屋根裏は自然換気だけでは水蒸気に吐き出しが充分でないので、換気扇で強制排気すること、その場合温度センサーや湿度センサーを屋根裏につけると便利。
このようなアドバイスを住宅会社の人と施工した大工さんに提案してきました。
素敵なモダンな外装でお店の中も洒落たた間取りでしたが、厨房の熱や水蒸気が小屋裏まで通じてしまい結露を起こしてしまった。
一般家庭の台所と違い大量の熱と水蒸気を出すので温熱環境も厳しく計画をしないとクレームが起きてしまいます。
店舗設計の方に知ってほしいですね。
2011年04月08日
結露に悩む中華料理店
【結露の最新記事】
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44198260
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44198260
この記事へのトラックバック
最近のトラックバック
別店舗が専光寺にあるのでそこに行く時は 海側環状を走りながら 結構私うるさいです(^^ゞ
大豆田大橋からの山々も綺麗です。
でも 私はいつも あの山はなんて名前なんだろう・・って思うばかりで調べたことがないんです。見ただけでは どれも同じ山に見えてしまいます。山を見ただけですぐ名前がわかるってすごいですね。来週と再来週の休みは 山に行ってきます♪今年初めてなのでうきうきです
山が好きで好奇心が強いのでどうしても登ってしまい、それで覚えています。
一番上の写真あるでしょ!
あの富士写ケ岳から小倉谷山の縦走は去年の秋に連れの人と始めて縦走したんです。
この縦走道は以前登山道があったのですが、もう廃道同然で歩けなかったところです。
それを福井県丸岡町の不惑の会の山の人たちがボランティアで半年近くかかりもとの登山道に切り開きました。
この不惑新道は石楠花だらけで石楠花を掻き分けて歩く道でした。
今年の5月の連休後に連れの人とこの石楠花の花を見に行こうと計画しています。
車を2台で1台を富士写ケ岳の福井側登山口大内峠に置き、も1台を火燈山下山口に置いてこの不惑新道を縦走します。
約6時間の行程です。
よければののさんもどうですか?
見事な石楠花の花が咲いているだろうなと思うと今から楽しみですよ。