住宅の断熱工法には主に柱、床、天井、屋根裏などに断熱材を充填する内断熱工法と、柱の外や屋根タルキや野地板の外、そして基礎の外に断熱材を貼り付ける外断熱工法があります。
私は高気密高断熱工法の仕事を携わり21年目になります。
床下の基礎には地球の地熱利用ができやはり外断熱工法がエコですね。
よく言われるのですが、鉄筋コンクリートRCのマンションと、木造住宅では暖房を切るとRCはすぐ冷めないが木造住宅はすぐ室温が下がり冷めると聞きます。
これは木造の短所であります。 木よりコンクリートがはるかに熱を溜める力があるからですね。コンクリートは暖めるには時間がかかるけれど温まってしまえばすぐ冷めませんね。
木造住宅の内装の石膏プラスターボードPBは1m3のPBに温度1℃熱をためると、204Kcalです。これを容積比熱といいます(204Kcal/m3C)
一方コンクリートは481Kcalです。コンクリートはプラスターポードより約2.4倍熱を溜める性質があります。
木造住宅でこのコンクリートを利用するには床下の基礎が利用できます。
基礎の外断熱にすると基礎外周立ち上がり、基礎内部の間仕切り布基礎、そして床のベタ基礎のコンクリートに蓄熱ができます。
建物延べ床45坪で、1階が30坪、基礎高さ450mm、基礎外断熱で床下が10℃とすると熱容量の計算するとなんと蓄熱暖房機7kwと同じ
熱を溜めてくれます。
床下に熱交換の換気扇を入れたり、床下のコンクンクリートに温水暖房パイプや融雪の電熱設備を埋設したり、エアコン設置するなどを利用すると非常に優れた温熱環境になります。冬は外気より床下の温度が高いので地熱利用ができます。
冬は室温がすぐ下がりません。
夏は床下の冷熱を利用でき結構涼しいお家になります。
これには断熱気密をしつかりとらなければなりませんね。隙間風が入る家では効果がでないのです。
2012年02月11日
基礎外断熱の蓄熱量効果
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