2012年02月29日

結露は換気だけでは止めれない


昨日は高断熱高気密住宅のお住まいのお家の一部が結露するということで蓄熱暖房メーカー、サッシメーカーと元請けの方と私がお家に訪問しました。

お施主様は雪が降り温度の低いときに洗面所の窓の一部と3階の窓の一部がわずかに結露するということです。

そこで施主様から、洗面所と3階の部屋の換気量を増やしてくれないかといわれ風量測定の機械で測り洗面所の排気を40m3まで上げ、3階の排気を30m3まで上げました。

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しかし私は排気量を上げただけでは結露はまったく無くなりません。室温を上げて温度の低いところをつくらないようにしてくださいとアドバイスをしました。

浴室の換気は一晩中換気を止めず動かしているなぜ洗面ところで結露するのかといわれるのです。

風呂のお湯は抜かずふたをしているということでいくら浴室の換気をしていてもお湯があると、水蒸気は洗面所側に移動しますので窓の一部の結露の原因となります。

そこで不要のお湯は抜いてくださいとお話をしました。

3階部分の窓はレースカーテンとカーテンがいつもしてありこのカーテンとサッシの間の空気が室温より低いのでカーテンを水蒸気が通り抜け、飽和状態になり結露するのでカーテンを明けてくださいとお話をしました。

水蒸気分圧といって温度が高く水蒸気の圧力の高いところから温度が低い圧力の低いところには瞬間的に移動して湿度が100%を越えると結露します。

今回はお施主様に風量調整の測定数字を目の前で見てもらいましたので理解が早く助かりました。
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posted by 山男のつぶやき at 07:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 結露
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