2012年04月03日

窓にびっしり結露、気密測定


昨日は去年10月に新築で引越しされ結露がひどいので隙間風が入るのが結露の原因ではないかと施主様からいわれ工務店さまから気密測定依頼があった住宅の気密測定をしました。

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昨日はとてもいい天気で朝方気温が下がっていました。
約束の10時にお家を訪問すると驚いたことに玄関ホールの窓にびっしり結露していました。

お客様が窓際に温湿度計を置いてあり見ると温度12度、湿度55%です。


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その他の部屋もやは結露しています。

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気密測定をすると、とてもよく0.95cm2/m2です。

測定結果は隙間風が少ないく高気密のお家でした。

暖房は蓄熱暖房とエアコンです。

換気システムは熱交換換気でした。

換気システムのフィルターは定期的に掃除をしておられ、お風呂のお湯は入った後、必ず抜いておられました。

そうすると結露の原因は部屋間の温度差と考えられます。

LDKの蓄熱暖房気がありLDKは室温が高いのですが2階の奥の部屋は室温が低いのです。

それに窓の2重のカーテンを夜閉めておられました。

ここに原因があります。窓からの冷気を入れさせないためにカーテンを閉めると、カーテンと窓との間の温度は低くなります。

水蒸気は室温の低いところに瞬間的に移動します。

カーテンを通った水蒸気は温度の低い窓ガラスやアルミの敷居で過飽和になり結露します。

お施主様にはまず蓄暖とLKDと2階のエアコンで暖房し、部屋の扉を開放し部屋の室温を上げる、カーテンを閉めないようにアドバイスをしました。窓のカーテンは夏の日射を防ぐ用途として考え、結露を防ぐには開放してくださいと説明しました。

工務店の担当者お2人立会い測定が終わりお施主様に説明が終わったのが12時半を過ぎていました。

外は天気がよく、田んぼのあぜにはオオイヌフグリの可愛い花が咲いていました。

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山はまだ雪がありますが大分少なくなって春らしくなりました。

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posted by 山男のつぶやき at 06:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 結露
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