金沢の新築現場でアルミ樹脂複合サッシのアルミ部分に結露をしています。
外気0.6℃、室内5.2℃、大工さんが一人作業、暖房は小さい電気ヒーター1台です。
残念がら、湿度計もサーモカメラも持って行かなかったので露点温度はわかりません。
気象庁の金沢の過去30年間の1月の平均湿度は75%ですから、5.2℃の絶対湿度は6.883×0.75=5.162g/m3となります。
0.9℃の100%の飽和容積絶対湿度が5.155g/m3ですから、アルミ部分は0.9℃以下ということになります。つまり、0.9℃以下の部分では水蒸気としてとどまることができず、水に戻るのです。これが結露ですね。
外気温度が0.6℃なので、アルミ部分はほとんど外気温度と同じくらいになっていますね。
この部分はアルミ樹脂の複合サッシを柱、マグサにビスで止めている部分で、構造上アルミだけになっています。
本来ならばこの隙間も断熱しないと結露は止めれません。しかしこのような狭い部分は断熱施工がしにくく、ほとんどされいないのが現状です。
やはりオール樹脂のサッシが結露しにくく、安全ですね。
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