2016年11月24日

まともな事業者かどうか見分け、「気密測定のC値はどの程度ですか?」

今、家を建てる人が読んでいる本「あたらしい家づくりの教科書」が隠れたベストセラーのなっているそうです。

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高性能なエコハウスを家を建てる人に、やさしく解説している新進気鋭の大学の先生や先進の設計事務所の先生の専門家9人の方が書いている本です。

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高気密高断熱住宅の基本的なことを丁寧なわかりやすい言葉で書かれていました。

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その中で業者選びの一つとして家を建てる計画の人にこんなアドバイスをされています。

まともな事業者かどうか見分けるために「気密測定はされていますか?」

または「C値はどの程度ですか?」と聞いてみることをお勧めします。


 
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すごい質問ですね。これが答えらえれない事業者は施主さんから選ばれなくなるかもしれません。

家を建てる人のために書かれたこの本を住宅建築関係の人はぜひ読んでほしいですね。
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2016年02月22日

住宅温熱測定、窓

築2年の高気密高断熱住宅の結露がひどいので温熱診断の依頼がありました。

外気2.7℃、LDKの続きの和室のアルミ樹脂複合サッシ窓下枠の温度が輻射温度4℃でした。

その下の壁は11℃です。

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サーモカメラで今度はLDKの窓下枠隅角部が窓ガラスよりかなり低い温度がはっきりわかりますね。

ペアガラスよりアルミ樹脂複合の窓枠の方が熱が伝わりやすい証明です。

テラス窓より小さい横滑り窓や縦すべり窓は面積に対して枠の率が大きいので熱損失が高くなります。

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家の外観からサーモ画像を見ると窓の熱損失がいかに高いかよくわかります。
テラスの屋根の雪は青ですが、窓は真っ赤です。

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窓の性能を高めければいい温熱環境になりませんね。
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2016年02月02日

住宅温熱診断(3)マットレスに大量の結露の跡

結露調査で2階の寝室のマットレスに大量のシミ跡がありました。

「このシミは布団干しの時、雨にあたってしまったんですか?」

「違いますよ。床のフロアの結露がマットレスにしみ込んだ跡です」

施主様から思いもよらぬ言葉でした。

「ええ!ほんとに!これ結露のシミなんですか、ワアア!ひどい」


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それでスノコ板付きベットにしてマットレスを敷き、その上に乾燥シートを敷いてそして布団を敷いておられました。

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この大量の結露の為、工務店さんはフロアをはがしフロア裏に断熱材を施工して床を直したので少し結露が治まったということです。
ですがやはり心配で結露調査を頼んだということでした。

まず1階と2階の天井の懐に外気がはいり床の温度が低く飽和容積絶対湿度を超えて結露が発生したと考えられます。

断熱補強をした2階寝室の床の温度は少し低いくらいです。しかし玄関側の2階の部屋の床温度はかなり低い温度です。


 
気密測定をしたとき2階の間仕切り壁のコンセントからはそんなに外気の風は入っていません。

しかし1階の間仕切り壁のコンセント口からは冷たい外気の風が入っていました。

おそらく床下と間仕切り壁との取り合いから外気が侵入していると考えられます。

ひょつとすると床断熱材が外れかかっている可能性がありますので、工務店さんには床下を全部チエックして隙間があればウレタンかコーキングで穴埋めをしてくださいとアドバイスしました。


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住宅の気密断熱のマニュアル図の基本を勉強し施工すればこのようなひどい結露のクレームは少なくなります。




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2016年02月01日

住宅温熱診断(2) 換気給気口のはずが排気口に

温熱環境調査と結露調査の住宅の測定はサーモカメラ撮影、気密測定、温湿度測定、輻射温度測定、換気風量測定です。

結露は断熱、気密がとれていないことで室温低下が原因で起こることが多いですね。

気密測定した後は換気の風量測定をしました。

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換気はダクトレス換気でした。


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2階の部屋の排気口を測ると31m3/hとよく排気していました。


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サーモ画像で真っ赤な色で部屋の暖かい空気をよく排気しているのがわかります。

同じ部屋の対角にある自然給気口を測るとなんと風量0m3でした。

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よく見ると、本来外気の冷たい空気が入り青色のはずが赤色なのです。一部少し青がありますがほとんど赤色、つまり排気しています。

これは気密がとれていないため、温度差換気が起きてしまっています。

住宅の屋外との空気の出入りは1階と2階の間のn−n線上はプラス、マイナス0の中性帯となります。

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しかし気密断熱があまりとれていないお家は上下の温度差が大きくこのように2階給気口が排気になってしまうのです。

 
空気は1m3、0℃の時1.293g、20℃の時は1.205gと温度によって重さが違います。20℃空気は0℃の空気より1.07倍軽いのですね。

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室温の温度差がなければ、2階でも給気口は換気計画通りちゃんと給気となります。

2階の天井の点検口は通常のアルミの点検口で気密がとていませんでした。

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結露の原因はいろいろありますが、気密断熱の性能は低いこと。まずは基本性能を上げることがとても大事ですね。



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2016年01月31日

住宅温熱診断(1)断熱不足

3年経った住宅の温熱診断をいたしました。

壁、天井グラスウール、床押し出し法ポリスチレンフォーム、気密シート貼りなしの断熱仕様でした。
サッシはアルミ樹脂複合ベアガラスU値2.33w/m2・kです。
まず外から住宅の外観をサーモカメラで撮影します。

正面から向かって右横の南面壁はそんなに室内の温度は伝わっていませんでした。窓は赤色で室内の暖気を示しています。窓は壁より断熱性能は落ちるので仕方ありませんね。

 下の真ん中の赤はエコキュートと右下は車の熱です。

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今度は正面東面の玄関側ですが、なんと玄関ドアとその上の外壁が真っ赤です。

右半分は水色、左半分が赤、玄関ドアと左半分面の外壁の断熱力が足りません。

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気密シートがないのと、気流止めが充分でなく壁と床の取り合い、小屋裏側の天井と室内の壁との取りあいから、外気が入っていると思われます。
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2016年01月20日

「病気にならないための家づくり」家の寒さが原因

「病気にならないための家づくり」という健康・省エネ住宅を推進する国民会議編著の本を読むと家の中の寒さが原因で高齢者が特に入浴事故死が多いと書いてありました。

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東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると65歳以上の高齢者が年間17000人の人が入浴中に死亡しているという推計が明らかになったそうです。

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交通事故死者が平成26年全国交通安全協会の発表によると4113人ですから、寒さによる住宅内の入浴事故がなんと交通事故の4倍も起こっているのには愕然とします。

 
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「血管は温度に影響されやすい」

「床から10cmの足元付近の室温が10℃低下すると血圧平均9mmHgが上がる」

 
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住宅会社、工務店、設計事務所さんはこのようなヒートショックの危険な寒い家にならないよう断熱、気密、換気、冷暖房計画をしっかりたてて健康で安全な住宅をお願いしたいですね。

「人間は寒さに弱い」

この寒さ対策が重要です。





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2016年01月09日

憧れの薪ストーブはカリカリ乾燥の薪が条件なんだ

この正月、遊んでばかりではダメとたまには勉強しないとと思い、自分の仕事に関係する温熱環境の本を読みました。

東京大学の建築環境工学の第一人者の前先生の「エコハウスのウソ」改訂版です。


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省エネ基準の義務化、人と健康、建物の外皮性能、冷房、夏への備え、吹き抜け大開口、と主なテーマで科学的なデーター、統計、サーモカメラ実測数値などを交え分かりやす言葉で書かれています。

 
その中でエコハウスで憧れが多い暖炉、薪ストーブのなるほどという記事がありました。

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@薪の燃焼熱量は石油の半分しかない

A薪は遅くとも1年前に割ってしっかり乾燥させること

B水分の多い薪は多くの熱が水分を水蒸気にするのに使われ、部屋があまり暖かくならず効率が悪い

C煙突はは高くすること。1枚の金属の1重煙突だと外気に冷やされ煙の温度が下がり、煙が重くなるので不完全燃焼にもなり、煙突の機能不全のなる恐れがある。そのためタールがたまり煤が多くなりやすい。2重3重の断熱性を高めた煙突にすること。

 
D暖炉の置く場所の位置が大事である。薪ストーブの放射は距離は離れるほど急速にエネルギーが低下してしまう。距離の2乗に反比して減衰する。距離2倍になると4分の1、距離が3倍だと9分の1。ストーブの前に大きな造りつけのテーブルなど障害物を置かないこと。  

E暖房に必要な熱量は家の断熱性能にのもよるが、1日の10kg以上の薪が必要。冬100日暖房するとすれば1000kg、1トンの薪が必要となる。それだけの薪を前年の年に割っておいてちゃんと乾燥する場所に保管し続けれる可能な家に限られる。

なるほど道理でわかりました。

暖炉のお家は新築1年目の冬は何とか薪を買い集めて暖房できたけど、2年目のなると大変で部屋の飾り物のなっているお家をよく見かけますね。

上の@からEまでの条件をそろえたお家が憧れの暖炉、薪ストーブを永く楽しむことができるんですね。

勉強になりました。施主様さんも設計士さんも工務店さんもとても参考になる記事でした。
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2015年12月06日

お風呂で亡くなる人口比で一番悪い県はどこだと思います?

昨日はイザットハウス富山店様((有)ベストフォーム、富山県立山町)の魚津の現場の気密測定でした。

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お施主様家族全員が立会されました。測定結果は0.17cm2の超高気密でした。(印刷は四捨五入するので0.2です)

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ご主人さんが熱心に測定データーを眺めておられました。

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お施主様になぜ気密が大事なのかを説明しました。

そして私からお施主様に逆に質問をしました。

「ところで交通事故で1年間にどれだけの人が亡くなっていると思います?」

「さああ、わかんないね。スピード違反、携帯、シートベルトなど厳しくなっているし、少なくなっているのじゃないかな」

「その通りです。これが平成26年のデーターです。なんと4113人と少なくなっています。ところで家の中のお風呂で亡くなっている人はどのくらいだと思いますか?」
 
「ふふーむ、想像がつかないです」

「年間1万4人の人が亡くなっているのですよ」

「ええ、1万4千人も!」

「これは主に家の中の温度差が原因と言われています。リビング茶の間が冬20〜22℃あるとすると、気密断熱の弱い家などローカ、洗面所が5〜7℃くらい、そして熱い40℃近くの風呂のお湯につかると身体の弱いお年寄りなどは心筋梗塞や脳梗塞などを起こし瞬間的に意識を失い、お風呂のお湯なかで溺れてなくなるいわゆる溺死の事故が多く起きています」

「怖いですね」

「そうなんです、家の中の温度差をなくすはとても大事なことなんです。人口比で一番お風呂で亡くなっている最悪の県はどこだと思います?」
 
「寒い北海道か東北あたりですか」

「ところが違うんです。ここ富山県が一番亡くなる率が高いんですよ」

「ええ!ここ富山が最悪ですか?」

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「ワースト1が富山、ワースト4が石川県、ワースト5が福井県と北陸の家は大きくり立派だけど、寒さに弱いです。今じゃ道路より家の中が危険と言われます。逆に寒い北海道は40位、青森県が41ですよ」

「へええ、そうなんですか」

 
「北海道や青森県は道や県が寒くない安全で健康に過ごせる住宅造りために工務店、住宅会社、設計事務所に気密断熱のセミナーや指導をずっとしてきています。
北海道庁は気密測定の制度を作り毎年試験で気密測定士という資格者を育て上げてきた努力をしてきました。だから家の中の温度差の事故が少なくなりました」

「いやあ知らなかったです」




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2015年06月24日

低温は万病の元

昨日はYKKAPさんの主催で金沢で研修会がありました。

北陸3県の建築関係の人を対象に近畿大学の岩前先生の講演でした。

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「低温は万病の元」先生の言葉にまったく同感です。寒さが健康を害するやっぱりそうだったんだ。

日本人の平均寿命が世界一、男80歳、女86歳、しかし内容を見ると医者にかからない健康平均寿命年齢男70歳、女74歳

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後の男10年、女12年は医者と薬と介護に頼りに生き延びている統計を見てショックでした。

心筋梗塞、脳梗塞など疾患は先ず住宅の寒さから起きることが多い、これは住宅の温熱環境をよくしなければなりません。

我々の税金が老後の介護と医療費に多く使われいる実態を改善するためにも、住宅の温熱環境の向上は必須条件ですね。

これは建築屋に課せられた使命であり、私の仕事の命題でもあります。




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2015年05月20日

オーガニックスタデイオ相模氏のセミナー

YKKAP金沢支店のSさんから「オーガニックスタディオの相模氏の温熱環境のセミナーがあるので来ませんか」と招待され昨日セミナーに参加しました。

以前から相模氏の講演があれば勉強したいと思っていました。

行列のできる工務店の社長さんの温熱環境に特化した会社です。

まず数値で見える化すること、温熱Q値計算でどれだけの性能の家かを施主様に見てもらうこと。住宅の熱損失で一番弱い部分の窓の性能を高めること。

新潟は表日本の静岡などと比べると太陽の日射量が少ないので、冬太陽からの無料の暖房が期待できないので躯体の断熱性能を高めることで暖房負荷を少なくすれば暖かい家ができる。

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基礎断熱にして床下エアコンの暖房はQ値を高めないと失敗する。

最低でもQ値1.3w/m2・K以下が必要。オーガニックさんの会社のモデル体験住宅はQ値1.0w/m2・Kということです。


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何処の部屋にいっても温度差のない住環境、ヒートショックのない健康的住宅は医者に行かなくてもよい住宅になります。
断熱、窓の性能アップで初期投資は少し高くなるが、冷暖房費の光熱費、医療費などが少なくなるので試算すると12~13年で元がとれるとも話されました。

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セミナーにはたくさんの知り合いの工務店、住宅会社、サッシの販売店の人が来ていました。

私は以前から北陸の家の温熱性能はO値は1.3w以下と考えていました。相模氏のお話をお聞きしまったく同感です。

気密がとれていなければ相模氏がこの環境はなし、できない、絵に描いた餅とも言われました。やはり断熱、気密、換気、冷暖房この4要素が一体に考えてはじめて温熱環境のいい家になります。

YKKAPのSさん、勉強になりました。セミナー招待ありがとうございました。

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2015年02月06日

福井県長期優良住宅の会の講演

昨日は福井県長期優良住宅の会の勉強会の講演をしてきました。


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温熱外皮UA計算の実例と適合証明取得のポイントをお話ししました。

断熱部、木材熱橋部の面積計算、サッシのU値、ガラスの日射取得率、土間床基礎のH400mmまでと400mmを超えた部分の計算、母屋間断熱の場合の屋根勾配から断熱部と木材熱橋面積比の計算例など。

冷房期と暖房期の平均日射取得率計算、外皮U値計算結果数値を1次エネルギー消費量計算に入力し、各高効率設備機器の冷暖房、換気、給湯、照明などのAPF、COP、比消費電力の値の入力の仕方など実例を示しお話をしました。

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数値ばかりでは眠たくなるのじゃないかと思い、計算実例の後は、気密断熱の取り方の現場写真を見てもらいました。

断熱パネル、ウレタン吹き付け、セルロースファイバーの気密シート張りの現場など、浴室ユニットバスの基礎部分の気密断熱の取り方など多くの写真で説明です。

結露と内部結露計算の実例など適合証明取得に必要なものなど盛りだくさんの内容です。

1時間の持ち時間でしたが、20分オーバーしてしまいました。

多くの人が真剣に私の話を聞いていただきありがとうございました。
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2015年01月28日

福井県長期優良住宅の会からの講演依頼

福井県長期優良住宅の会から温熱計算の講演依頼があり、来週2月5日なのでパソコンの資料づくりで忙しくなりました。

C&U耐震、高断熱パネルの高耐震、高断熱住宅を手掛る会から温熱計算と一次エネルギー計算の実例と適合証明取得についての審査官から指摘されるポイントなどを話してほしいと言われました。

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持ち時間は1時間です。もちろんパソコンとプロジェクターを使いますが、従来の温熱Q値計算は今年の3月31日まで、4月1日からは温熱外皮平均UA値計算を役所に提出する計算書式が変わりますので、外皮UA計算の具体的な計算実例を図面と計算算出根拠書を交えながら話します。

もうすでに低炭素認定住は外皮UA計算に変わっています。

しかし、いきなり難しい数字ばかり並べていては、眠たくなり飽きられるので、最後は現場の施工など皆さんが興味がわく写真を見て目を覚ましてもらおうと考えて資料づくりをしています。

はたして、うまくかな?でも好きな温熱の話なので楽しみです。





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2015年01月04日

「結露もまったくありません」の嬉しい便り

「快適です。結露も今のところまったくありません」の年賀状をいただきました。

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この方は奈良県の方です。昨年1月にメールと電話をいただき、新築される住宅の温熱Q値計算をしてほしいと依頼を受けました。

図面をいただき、断熱、気密、窓の性能などなどいろいろアドバイスをさせていただきました。設計事務所、元請けの工務店さんへも私からいろいろ提案をいたしました。

Q値は1.7w/m2・kでした。奈良県の地域としてはかなり温熱性能の高いお家です。

勉強熱心な方で何度も何度もメールや電話をかけてこられ、私としても知る限りの失敗をしない家づくりの提案とアドバイスをしました。

お声と字だけでお顔も知らない方でしたが、初めて年賀状でお顔と家族の方の幸せな写真をいただきました。

私の仕事は温熱環境という地味な裏方の仕事ですが、人様のお役にたてて本当に嬉しいです。



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2014年10月03日

三協トリプルスマージュ現場の気密測定

三協アルミの最新の樹脂サッシのトリプルスマージュの住宅の気密測定をしました。

トリプルスマージュの測定は初めてでどのような気密性能かなと期待しワクワクです。

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この住宅は潟tジ創ホーム(高岡市)の砺波の現場です。

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期待通りとててもいい気密数値でした。

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それにしても大工さんの気密シートの貼り方は見事ですね。
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2014年04月18日

いよいよ北陸も樹脂サッシ革命になるか

北陸の住宅会社、工務店さんの窓のサッシはまだまだアルミ樹脂の複合サッシが主流です。

北海道、東北は完全樹脂サッシが当たりまえですね。

アルミ樹脂の複合でLOW−Eで熱還流率U値が2.33w/m2.k 

樹脂サッシのLOW−EのU値はエクセルシャノンで1.4w/m2・k

エクセルシャノン、トリプルアルゴンガス入り平均U値1.1w/m2・k


エクセルシャノン、トリプルクリプトンガス入り平均U値0.89w/m2.kとアルミ複合と比べて50%以上も性能が上です。

住宅の熱損失の温熱計算をすると約30%が窓からの熱損失があります。いくら断熱材を厚くしても窓が熱的に一番弱いのです。熱を伝えやすいアルミを無くし、樹脂や木製にかえることで冷暖房費を少なくし、窓の結露も少なくなります。

今はYKKが日本の住宅の窓をAPW330、430の樹脂サッシに変えようと広告、宣伝、講演セミナーの一大キャンペーンをしてかなり北陸でもYKKの樹脂シエアーが高くなりました。気密測定の現場をみると樹脂が増え、中でもYKKの樹脂がダントツに多くなりました。

昨日の新聞で三協立山がフィリピンの工場でトリプルガラスクリプトンガス入りU値0.86wを生産し、日本に輸入すると発表されました。

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エクセルシャノンの代理店の私のところに昨日メーカーの所長がこられ、三協の話を聞くと、おそらく今できたばかりなので今年の秋から本格的に三協の樹脂窓が入ってくるだろうと、ライバルがまた増えたと言っていました。

リクシルもマイスターという樹脂サッシがありますが、いいずれはこの3社メーカーの樹脂サッシ攻勢に対処し、性能重視の新たな樹脂サッシの開発を考えなければならなくなるでしょう。

いずれにしても窓の大革命時代に入りました。私として日本の住宅の温熱性能が良くなるので大歓迎です。
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2014年03月12日

ウチダ建材蒲lの研修会の講師

昨日は福井市のウチダ建材蒲l主催の福井県長期優良住宅の会の勉強会の講師をしました。

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フェノバボードの積水化学工業の関係のフォワードハウジングソリュージョンズ鰍フ井上氏が「どう作る?ゼロエネルギー住宅」
をテーマに話をされました。

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次に私は「温熱環境の基本」という題でお話しさせていただきました。

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ウチダ建材様には日頃、私の小屋裏遮熱材「FOボード」を在庫販売しいただき、大変お世話になっております。

参加の皆様は真剣な顔で聞いておられました。

私の写真は、ウチダ様の方が撮られており提供していただき、ありがとうございました。

来月も勉強会があり、今度は私一人で講師です。テーマは「温熱Q値、外皮平均U値、1次エネルギー計算の実務」です。

地場の工務店さんに温熱環境の良い家を建てて、大手ハウスメーカーに負けない力をつけもらうための支援がしたくて私はこの仕事をしています。

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2014年02月17日

地下室の壁の温度分布と結露

去年の夏に東京の建材検索ナビの会社の人から「地下室の壁の温度計算をしてくれませんか」と依頼がありました。

建材の商品、メーカーなど知りたいとき、この建材検索ナビで私は調べています。ほとんどの建材はわかり助かっています。

この中に「建築・建材Q&A」のコーナーがありより詳しく知りたいときに質問すると、詳しい人から回答するシステムです。

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質問者はどこかの建築設計事務所の人でした。

地下室 土温度 18℃
RC壁t 250mm λ1.6w/m・k
ウレタン吹き付けt 40mm λ 0.03w/m・k
石膏ボードt 12.5mm λ0.16w/m・k

上記にて施工した場合、表面温度は、何℃になるか知りたいです。
室温27℃時に湿度が何%で表面結露が起こるかを求めたいと考えております。
大変申し訳ございません。 計算式も合わせて教えていただけますと幸いです。

ボランティアの私の回答は「地下室の壁表面温度は13.92℃、室温27℃のとき相対湿度47%以上で結露します」と書きました。

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この時は夏のときですから土の温度が18℃はわかりますが、今の冬でしたらおそらく10〜15℃くらいだと思いますので、室温をかなり高くしないと結露します。

かび臭い地下室にしないためには、地下室に除湿機を入れるか、ダクトを使い、中間ファンで上階の室内から暖かい空気を送り地下室の温度を上げ換気が必要ですね。

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2014年02月01日

気密性能が格段によくなったYKK APW330

このところ気密測定が連続してきました。1月は正月休みで実働20日ほどなのに13件の測定がありました。

その中で樹脂サッシの割合が北陸でも増えてきました。

特にYKKのAPW330は気密性能が格段に良くなりましたね。

YKKの以前のプラマートV、エクセルシャノンのトリプルシャノンより気密性能はアップしています。

大工さんや設備、電気屋さんの丁寧な仕事もありますが、富山のイザット富山店さんや金沢の潟Rンセプト建築設計さんの現場は気密性能が0.09w/m2など超高気密の数値も出ています。

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YKKがこの春にAPW430の新商品がでるということ、これからは樹脂アルミ複合窓から樹脂サッシに一気に変わると思います。

何しろ住宅は窓からの熱損失の割合が多いので、窓の断熱、気密性が良くなると、今以上に温熱環境が向上します。とても嬉しいですね。

日本の窓のトップリーダーのYKKさんの動きが他社メーカーも追従してきますので、ありがたいことです。

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2014年01月09日

サーモカメラ画像の報告書作り、やっと覚えた

住宅の温熱環境の仕事をしている私ですが、去年12月にサーモ赤外線カメラを買い画像をいろいろと撮りました。

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しかしパソコンに画像を取り込み、リーポート報告書の作り方がどうしてもわかりません。

メーカーの取り扱い説明書はカメラ自体の取り扱いしか説明文がなく、パソコンに取り入れるにはUSBにつなげばいいとだけ書いてあり、あとは画像とりこみリ、附属のリポート作成ソフトを使ってくださいだけ書いてありました。

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ソフトをインソールしてやろうとしましたが、表示が専門的な英語ばかりでなかなかうまくできませんでした。
正月の間、試してみたのですがダメで、昨日メーカーの人にFAXと電話で教えてもらいました。

デジカメの画像取り入れのように簡単ではなく、ソフトを使いこなせないと報告書は作れないとわかり、電話で20分くらいメーカーさんに教えてもらいやっと画像取り込み、報告書を作ることが出来ました。

メーカーさんはサーモカメラ実演研修というのをやっているので、どうしても難しかったら受講してみませんかと言われました。
しかし東京まではとても受講できません。

サーモカメラの操作方法、応用方法など多義わたっていろいろな使い方ができるそうです。私は基本的な使い方だけは何とか覚えました。

早速、自宅の温水暖房のホットマンのサーモ画像と可視画像を撮り、報告書を書くことが出来ました。

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住宅の暑さ、寒さ、結露の診断にこれから、サーモカメラを活用できそうです。

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2013年12月30日

私の教科書、日本建築学会環境系で正月休みは充電です


今年は消費税が上がる前ということで工務店、住宅会社の受注が多く、私みたいな自営業でもおかげて忙しい1年でした。
仕事と仕事と追っかけられ、勉強する時間があまりなかったですね。

温熱環境の仕事で独立して来年は9年目です。自分の開発した屋根裏アルミ蒸着遮熱材FOボードも今年はかなり多くの会社に使っていただき普及してきました。

この商品を開発したきっかけとなったのは日本建築学会研究報告九州支部環境系の2007年の鹿児島大学の研究論文でした。

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自分の仕事は住宅の暑さ、寒さ、結露、換気、暖冷房などです。寒さ対策は断熱材を厚くし、サッシの窓の性能をあげればできます。これは北海道、東北の工務店、住宅会社が先導的に進んでいます。

しかし暑さ対策、とくに住宅の2階の暑さをどうすればよいか考えたとき、やはり断熱材の厚みを厚くするだけでは解決できず、遮熱材と断熱材を併用しないと難しいです。

独立した当時、このことを考え悩み図書館通いをしていたとき、建築学会の鹿児島大学の研究論文を見つけ、全く目に鱗で感動しました。屋根の母屋の間に遮熱材を入れ、屋根垂木の高さを全部を通気層にし、棟換気、排熱量、遮熱材、断熱材のこの組み合わせがベストだとわかりました。

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遮熱材のメーカーの皆さんは屋根垂木の間に挿んでいるのがほとんどで、通気層が20mmから25mmしか取れない、そして大工さんの施工も手間がかかり、これを解決するには母屋の間に遮熱材を入れればいいということ研究論文で知りました。

それからというもの、これを商品化するためにダンボールメーカーに通い、ダンボール紙に両面アルミ蒸着シートをはり付けた熱反射、遮熱FOボードを開発しました。そして次に結露防止のために通気遮熱FOボードの商品を開発し、特許申請をしました。

これができたのも建築学会環境系の研究論文です。
建築環境工学の温熱と音が私の専門としていますが、大学の研究論文は計算式などとても難しく、半分くらいしかわかりまぜんが、実験データーの最後の考察、まとめにの答えがとても参考になります。これだけの研究をやはり世に知らしめ、住宅の性能向上をすべきだと思い、これが私の役目じゃないかと考えています。

このほかに熊本大学の先生に手紙を書き、住宅の断熱、結露の実際の住宅の実験データーもいただきました。

2006年から2013年の8年分をもう一度この正月に読み直し、自分なりに理解してまた工務店、住宅会社、設計事務所の方に提案していこうと思います。今読んでいるのは2013年の九州大学の通気工法住宅の温熱、省エネルギー性能の関する研究がとても参考になります。

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ただ研究論文は建築学会に著作権がありますので、詳しく論文をコピーはできませんので一部の概要のみを記事に書きました。
posted by 山男のつぶやき at 07:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 温熱環境
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