2012年03月07日

次世代の住まいの相談


昨日は金沢と福井の住宅会社と工務店様の相談で忙しく高速道路を走りまわりました。

金沢の会社の設計士さんからはお客様が勉強家で高気密高断熱の家を考えており、家の燃費の数値までい言われたというのです。

外断熱にしようと考えている、できるだけ原価を抑えて効率的に温熱性能Q値を上げるにはどうすればよいかということです。

午後から福井の工務店の社長様はすでにメールで図面をいただいていましたので、具体的な話になりました。

建坪75坪の住宅でお客様の要望でプランは在来の間取りです。

この住宅は長期優良住宅で申請するのですが、断熱は外断熱か、内断熱か温熱的にどのようなことをすればよいのか、全室温度差のない間取りではないので悩んでおられました。

吹き抜け空間がないのでなかなか暖気が回りません。

そこで全室暖房は理想だが、このプランはお施主さんの希望なので暖房は主な部屋ごとに分けましょうとお話しました。蓄暖でなく省エネ率のよい高効率のエアコンで暖房計画をお勧めしました。それの方が電気代が安いのです。

年間冷暖房費も知りたいということです。

太陽光やスマートハウスまでいろんなことを考えておられました。

長期優良住宅が決まれば温熱Q値計算してほしいと言うことになりました。

金沢と福井の会社の方は住宅の温熱環境の情報を食い入るように私の話を聞いていただきました。


これは今の地場の工務店様の悩みかもしれないなと思います。

ハウスメーカーはエコ、省エネ、長期優良などCMなどでどんどん宣伝し、情報が氾濫しています。

それに惑わされてその中身があまり知られていおらず、ホントのことが知りたいのですね。地場の工務店としてはどう対処すればよいかということだと思います。
posted by 山男のつぶやき at 08:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年03月03日

地熱利用の記憶式開閉基礎ガラリ


仕事関係の金沢のSさんから面白い商品があると私の家に来られました。

地熱を利用できる記憶式開閉基礎の換気ガラリです。

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寒くなると記憶合金のバネがちぢみ、ガラリの羽根がしまり暑くなると開くとういものです。

目の前で冷たい水に記憶合金のバネを浸し、ちぢめたり、バネを手で暖めると伸びたり、WB工法の特約工務店のSさんから、熱心な説明を受けました。

今まではWB工法の基礎の自動開閉換気ガラリはこの工法の家しか商品を出してくれません。
ところが一般住宅向けの既存のリフォームに使えるように外付けタイプを市販してきたのです。

WB工法も市場開放して、リフォーム用に商品を開発したのですね。

冬の既存の床下は風が通り抜け外気に近い温度になります。
この自動開閉基礎ガラリは簡易的ですが、地熱利用に効果があると思います。

Sさんいろいろ情報ありがとうございます。
posted by 山男のつぶやき at 09:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年02月23日

太陽光とエネルギーパス


昨日は温熱環境の優れた工務店の社長から私に言われました

「福田さん!うちも太陽光発電を標準化した住宅を今年からだすよ」

「へええ、太陽光ですね。」

「そう、太陽光はこれからは住宅は当たり前、大手ハウスメーカーはどんどん進んいる」

「そうですね。でも価格が高いでしょ。」

「それがネ、kw40万円でできるめどがついたよ」

「中国産ですか?」

「いや国産だよ」

「それはすごいな」

「それに、福田さん、自動車の燃費表示の義務化のように家もエネルギー消費の義務化がもうすぐくる、そこで住宅の燃費表示エネルギーパスも当社もやって行こうと思っているのよ。」

「そうですね。車に表示があり、住宅にないのは省エネがどのくらいなのかわからない、お客様に知らさないといけない時代ですよね」

社長とこんなお話をしました。これからは必ず低エネルギー住宅が当たり前になると思います。

それには住宅の断熱、気密、換気、冷暖房の基本ができていないと表示になる目安ができません。

その上に太陽光発電や省エネ高効率設備機器を取り入れて初めてエネルギーパスの表示化ができるのですね。

posted by 山男のつぶやき at 07:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年02月17日

気温と湿度の体感温度ヒートインデックス


この寒い真冬に真夏の話をするのは季節に合っていませんが、温熱環境の中にヒートインデツクスという言葉があります。

熱中症の予防に使われる気温と湿度が人間に影響する体感温度のことです。

気温が33℃、湿度75%あると人が感じる温度は46℃もなります。

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湿度が低いと皮膚からの発汗がしやすいのですが、湿度が高いと発汗がしずらく、身体に熱が溜まつてしまいます。

ヒートインデックスが46℃はカテゴリーVに該当するので日射病やけいれん、など熱中症が起こりやすいくなります。危険な状態です。

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逆に今の冬は気温が低く湿度も低いので、今度はインフルエンザや風邪をひきやすくなります。

湿度と温度は人の健康に大きく影響しますね。
posted by 山男のつぶやき at 07:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年02月08日

アントール様で温熱環境の勉強会


昨日は潟Aントール様の金沢店で住宅の温熱環境の勉強会をさせていただきました。

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潟Aントール様は石川県七尾市が本社で、羽咋店、志賀店、金沢店と4店舗で営業されている住宅会社です。

たまたま金沢店の営業のNさんとは以前から知りあいでしたので、Nさんから勉強会の依頼のお話があり、社長のK様の了解を得て勉強会をすることになりました。

七尾本社の方をはじめ4店舗のほとんどの社員の方が金沢店に来れれ20数名の方の前の勉強会となりました。

営業、設計、工事、インテリアコーディネイター、事務の方の全体会議のなかで貴重なお時間をいただきました。

パソコン、プロジェクター、スクリーン、マイクを用意してまず高気密高断熱の温熱環境の基本と、国の次世代省エネ基準、温熱等級4について、そして、結露、カビ、ダニ、などの住環境などをお話いたしました。

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換気、断熱工事の具体的な失敗例など写真を交えて説明しました。

約1時間50分の講演で、後半は温熱Q値計算の専門的な話で数字ばかりで、社員の皆様にはさぞかしお疲れじゃなかったかなと思います。でも私のつたない講演を熱心に聞いていただき私としてもとてもうれしいです。

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勉強会が終わりK社長様からなんとしても今の住宅の温熱環境のレベルをあげアントールとしての独自な工法、住まい造りをしたいと熱く語られました。

アントール様の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。
posted by 山男のつぶやき at 09:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年01月25日

お施主様に蓄暖よりエアコン暖房を説明


温熱Q値計算で2.2w/m2k、気密測定C値実測値0.3cm/m2の北陸としてはかなり温熱性能の良い新築の高気密高断熱住宅のお施主様に省エネ、節電の住まい方を説明しました。

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このお家はリビング階段を取り込んだ吹き抜け大空間のLDKがあります。
LKDに7kwの蓄熱暖房機があり吹き抜けの階段の上に5.6kwのエアコンの設備が付いています。

蓄暖だけで暖房しておられ、エアコンはまったく使用しておられません。この寒い日に訪問してみると室温が16℃とそんなに暖かく感じませんでした。

Q値計算した私はこのお家は電気代が1ケ月深夜電力契約で暖房代が17032円、7kwと3kwの蓄熱暖房がないと室温20℃にはならないことはわかっていましたので、蓄暖の蓄熱率を見るとフルパワーで蓄熱しておられませんでした。

なぜかと聞くと、電気工事やさんにフルパワー蓄熱すると電気代が高いからと聞いたので半分位にしているということです。
これではいくら温熱性能が良い家でも室温が上がらないことがわかりました。

そこでお施主様にLKDの5.6kwのエアコンを主暖房とし蓄暖を補助暖房とするようお話しました。

今のエアコンは省エネが優れ、昔のエアコンのような電気代がかからないのです。

これは国の決めた省エネ率100%を達成しこのエアコンは通年エネルギー率APF5.0とかなり優れたものでした。

1kwの電気で5kw分の熱量をつくるのです。

通常日中の電気が22円では22÷5=4.4円

蓄熱暖房は1kw7円なのでエアコンは4.4円しかからず、約40%節約できます。

エルフナイト10の深夜電力契約しておられましたから夜10時〜朝8時までは電気代が3分の1です。

4.4÷3=1.5円 

蓄暖7円と比べるとなんと80%電気代が安くできます。

お施主様には吹気抜けのエアコンを夜10時〜朝8時までつけっぱなしにして天井のシーリングファンを回し続け建物の床、壁、天井を充分暖めてくださいとアドバイスしました。

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そして夜10時〜朝8時までに洗濯、炊事、皿洗い、掃除などをしておくと電気代がとても安くなりますよと説明してきました。
posted by 山男のつぶやき at 07:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年01月21日

エネルギーの削減率と費用対効果


高効率の機器を使いどのくらいエネルギーを削減できるか計算してみました。

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エアコンCOP暖房4.5冷房COP4.0と、HP給湯機COP4.5と少し上げるだけで、19466MJ、なんと20%も削減でした。

やはり省エネには高効率の機器が必要ですね。
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2012年01月18日

20年ぶり、温熱環境のきっかけのH氏


私は温熱環境の仕事をしています。その最初のきっかけをつくっていただいたH氏に20年ぶりにあいました。

仕入れ取引先の床下地熱回収全熱交換システムのマーベックス社(大阪)顧問を今しているいうのでびっくりしました。

H氏は外断熱ソーラーサーキット工法の先駆者でカネカのメーカーの技術者です。

H氏からは高気密高断熱住宅の外断熱工法の技術を教えてもらいました。

金沢に出張で突然電話がありました。

カネカを定年で退職され、基礎の外断熱の床下の独自な換気システムの普及とNPO健康住宅普及協会の推進委員として全国を飛び回っている人です。

カビ、ダニ、結露、空気質、化学物質など環境問題に取り組んでいるエキスパートです。

H氏から

「福田さんがまさか温熱環境の仕事をしていると思わなかった。とてもうれしいネ。どうしてこの道にはいったの?」

「いや、Hさんが最初のきっかけをつくってくれたんですよ。」

「え!僕が!ほんと?」

「そうです。外断断熱工法のHさんに会わなかったら、今の自分はいなかったと思いますよ。」

「そのほかに誰に教わったの?」

「国交省の温熱環境の本の編集者のY先生にも習いました。」

「国は次世代省エネ基準、温熱等級4で省エネを薦めているが、まだまだ工務店、住宅会社は健康住宅の理解不足があります。福田さん一緒に普及をやりましょうや。」

「そうですネ。私もそう思います。カビ、ダニ、結露ない温熱環境の良い住まいを我々は啓蒙する必要があります。」

まあこんな話しをしました。

自分の仕事に大いに勇気付けられました。
posted by 山男のつぶやき at 07:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年01月09日

福田さん5分だけ時間ある?(3)サラダエコハウス


「そう価格ではない、個性、独自性ですよ。私の知っている高気密高断熱の設計事務所の先生はこの工法の家の中で水耕栽培をしているんです。」

「水耕栽培?野菜とかのあれ・・・・」

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「もともと温熱環境の良い家なので寒いところがないので、その先生は家庭内自家植物工場を考えていますね。肥料入りの溶液を使い、室温が22度以上でしたらすくすくとレタスが育っていますよ。水温の管理もきっとやっていますね。LED照明で実験しています。」

「ええすごいな、福田さん知っているかな、小松の旧国道沿いのレスト三湖のレストランがあったでしょ、あの跡地の地下で無農薬の野菜を人工照明で作っているのよ。」

「ああそうですか。知りませんでした。」

「断熱材も薄く、気密のとれない普通の家でしたら、水耕栽培は暖房を強くかけないと難しいですが、温熱環境の良い家は人間ばかりでなく、植物にも温度ストレスをかけない環境ができるんです。」

「無農薬の野菜が自家製で食べれる、夢のあるお話ね。」

「奥さん、夢ではない、実現ですよ。無農薬のレタスが自家製で食べれる家、サラダエコハウスって言えば良いのか、それが出来るんです。温熱環境の良い家はいろいろな応用が可能ですよ。」

「それを理解してくれるお施主さんがおられるかしら。」

「そうね、知識層ですね。価格ばかりでなく、自分の趣味、夢を家に求めているお客さん、たとえばお医者さん、学校の先生、技術者、弁護士
、2軒目、3軒目を立てる人など、こちらからこんな家が出来ますよと提案するんですね。」

「知識層のお客さんは数字に強いから暖房、冷房がどのくらいかかるかと言われそうで・・・。」

「そうです。住宅の温熱性能を知っている必要があります。Q値とか、C値とか年間冷暖房費など・・。勉強がいります。そんな時は私がお手伝いしますよ。」

「助かるわ。ところで福田さん、無暖房、ゼロエネルギーの家は出来ますかね?」

「無暖房の家は可能ですね。断熱材を壁250mm、天井400mm。サッシは樹脂サッシトリプルガラスU値1.2wくらいを使えば熱損失係数Q値が1以下の0.9Wは可能で、照明、台所の厨房、冷蔵庫、パソコン、それに家族の人間(1人100w)で暖房可能です。

しかしゼロエネルギーは難しい。夏が問題。一旦入った熱は逃げないマホービンのような家なので冷房はいります。太陽光発電など設備を入れなければゼロエネルギーは出来ませんね。」

「いやあ、勉強になったワ、今年一年希望が湧いてきた。ありがとう。」


奥様とお話が終わって時計を見ると5分が1時間半経っていました。



posted by 山男のつぶやき at 07:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2012年01月08日

福田さん5分だけ時間ある?(2)独自性


「この町の家のフランチャイズは石川県で入会している業者いますか?」

「石川は誰もいないのよ。富山は2業者入っているけど・・。」

「そうすると今のところライバルはいない訳ね・・・。入会するとしたら徹底的にこの工法を石川に普及していかないといけないと思いますよ。
中途半端に取り組むのだったら、止めた方が良いですね。」

「何とかこの町の家をこの地域に薦めたいのよ」

「この工法は図面を見ると基礎の内断熱で床下に第2種換気を入れていますね。取り入れ口の給気側を外壁の壁にルーバーパネルをつけ冬は少しでも暖めて、夏は日陰にして取り入れているこれは優れものですが、室内はダクトがない、静圧が取れない、空気を部屋の隅々に送り外壁の排気口から排気するには相当の超高気密にしないと新鮮空気は十分に回りませんね。第2種換気は無理がありますね。」

「第2種換気ってどんなの?」

「第2種換気はね、主に病院の手術室など特定の特殊な部屋に殺菌した空気を押し込むなどの換気システムなんです。木造住宅で気密がとれていなければ近いところの隙間から排気してしまい、室内全体の換気をするには非常に難しいですね。これを第3種に変えることはできないかな」

「できると思う。」

「この工法の心臓部に当たる2種換気を第1種か3種にそう簡単に変更させないでしょうね。」

「福田さん、これ見てこの県の町の家の会社は地中のクールチユーブで床下にと入れている、これも認めている自由がある。」

「私も過去何度も地中配管して床下に給気をしましたが、やはり結露や地中深さや空気に接する配管面積など効果を発揮するにはかなり工夫が要ります。ただ、地中に配管を埋めれて給気すればよいものではないです。これを認めるのだったらもっと効果の在る地熱回収の換気がありますよ。」

「へえ!どんなの」

「私の知っている工務店の会長さんが学者みたいな人で直径60cmの穴を地中6mまで堀りそこに配管をして室内の空気を取り入れ、
冬は地熱で室内の空気を暖め、夏は冷やす工法で特許出願している人です。

自社の敷地に実験棟を立て研究している熱心な人です。普通一般的には外気を取り入れ地熱で暖めたり冷やしたりしている。これをインナーの室内の空気を取り入れる、こんな地熱回収ができないかなと私は以前から思っていました。
そしたらその方が私に相談があるといわれインナーから取り入れたいといわれるので私も大賛成でした。何とかこの工法で装置を造ってみるといわれて1年かかりで完成したんです。地中6mだと平均18℃なんです。良ければ紹介しますよ。」

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「わああ、うれしい、ホントに!」

「それに基礎断熱で床下を室内側の温熱環境にするのですから、もっと簡単な床下地熱回収熱交換換気のメーカーがあります。大阪のM社ですが、これもぜひ検討してみたらどうですか、要するにこの町の家に独自のものを取り入れることですね」

「そうか、独自性か・・・。」
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2012年01月07日

福田さん5分だけ時間ある?(1)相談


今年は5日から新年の挨拶回りをしました。5日は金沢、小松まで、昨日6日は福井市、坂井市、あわら市、加賀市のお得意様回りです。


各社長さんから聞く言葉に今年は厳しい年になる、特に新築の受注が少ないという話ばかりでした。

福井を回り夕方、加賀市のお得意先の事務所で、社長の奥様から「福田さん5分だけ時間がある?」といわれました。

「ええ時間いくらでも・・・。」

「実はね、ロコスト住宅と価格競争しても勝てない。以前に福田さんに話したでしょ、あの「町の家」のフランチャイズに入会しようと思っているのよ。そこでどうかなと思って相談なの。」

「ああ、あの高気密高断熱のフランチャイズですね、。かなり縛りがあるのじゃないですか。」

「いやそれがね、基本的な断熱構造、換気は必要だけど、割と自由なのよ。そこでねこの地域の家として自社のオリジナルな家にしたいの、もう価格競争の家だけではやっていけないのでね」

「やはり私もそう思いますね。付加価値のある独自性を持たさないと生き残れないような気がします。」

「どうすればいいのかしら?」

「ふーむそうですね・・・。」
posted by 山男のつぶやき at 08:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2011年11月27日

リビングスペース様の感謝祭で講演


  昨日は福井市堂島町の潟潟rングスペース様の
5周年記念特別企画、「お客様感謝祭」がイタリア料理店でありました。

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1ケ月前にリビングスペースの中山様から
「寒さに負けない快適な住まい」という表題の特別講演をしてくれないかとお話がありました。
工務店、住宅会社、設計事務所様向けには何度も講演はしたこことはありますが、
一般人の方にはありません。

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福井市でも有名なイタリアンのタベルナ・ピリノの会場には、23組64名のOB施主様がこられ盛大な感謝祭でした。
私の持ち時間は45分でしたので、今回はパソコンとプロジェクターを持参して講演しました。

以前私の勤めていた会社でつくった「高断熱高気密健康な住まい」の本をもとに、画像ではじめました。
断熱、気密、換気、冷暖房この4つの要素を満たさないと暖かい健康的な住まいにはならない、
どれ一つ欠けても温熱的にいい家にはならない、など説明しました。

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特に福井市は平均湿度が高く1月は81%、年間平均は75%、
全国的にみても非常に高い地域なので結露しやすくその対策をどうするか、
また、それに伴なうカビ、ダニなどの発生させない住まいをつくるにはどうすればよいかなどお話しました。

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一般の方なので出来るだけ専門用語を使わないようにする説明はやはり難しいですね。
11時15分から始め、12時までの45分はあっという間でした。

その後は美味しいイタリア料理をご馳走になりました。
すぐ横のOB施主の奥様から山の話で盛り上がり、娘さんが今山登りをはじめたということです。

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奥様から

「山が趣味ということですね。結構登っとられるの?」

「そうですね。今年は白山は4回行きました。」

「ええ!4回もですか。実は娘が山登りを始めたんです。」

その娘さんに

「どこの山に行かれたのですか?」

「福井の山で、冠山など3箇所くらいかな、百名山の荒島岳が良かったです」

「荒島岳もいい山だけど、経ケ岳もいいところですよ。アルペン的で最後の登りがきついけど・・。」

「へええ!そうなの、明日も山に行くんです。」

「どちらの山?」

「敦賀の野坂岳か岩篭山どちらかに」

「どちらもいい山ですよ。私は温熱環境の仕事なので車を使わないCO2を出さない登山をしたことがあります。自宅から岩篭山まで折りたたみ自転車で」

「敦賀の山に石川県から自転車ですか?」

「実はネ、JRの北陸お出かけパス土日祝日2000円乗り放題を使い自宅から駅まで自転車で行き、折りたたんで電車で敦賀の次の駅まで行きました。そこから岩篭山の登山口まで自転車をごぎ、登ったんです。帰りは自転車で敦賀駅まで行き帰りました。」

「ええ!すごい、自転車でネ!」

「岩篭山の頂上のインディアン高原がいいよ。広大でネ」

「野坂岳か岩篭かどっちかしようと思っていました。明日は岩篭にしようかな」

「そうか、山ガールですね。若い人は速く登られますね。足が強い」

「そんなことはないです。明日楽しんできます」

こんな山の話で楽しい時間を過ごしました。

講演をさせていただき、美味しいイタリア料理を食べ、山の話で盛り上がり、中山様には感謝です。
ありがとうございました。
posted by 山男のつぶやき at 06:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 温熱環境
2011年09月09日

なぜ20℃が25℃のなるのだろう?


以前も訪問しましたが、福井県あわら市のキノシタ住宅の木下会長の地熱回収システムの実験棟を体験させていただきました。

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当日の外気は30℃湿度38%、実験棟の室内温度が25℃、湿度60%でした。地下4mの地熱は20℃でした。

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木下会長となぜ地下が20℃と低いのに実験棟が25℃と5℃も高くなるのだろうといろいろ検討してみました。
会長は地下5mの埋設した2本のパイプに換気扇で室内の空気を送って出口のパイプから地熱を引っ張る方法で換気扇の流速が強すぎて地下のパイプの熱が追従していけないのじゃないかと言うのです。

私もそうと思いますね。

もっとゆっつくパイプに空気を送ったらどうなるか試してみるといいのじゃないかといいました。

それにこの実験棟は屋根、床下、外壁4面はすべて外気にさらされているので温熱的には過酷な条件です。
太陽の輻射入熱や外気、風などまともに受けています。

壁屋根床を輻射温度計で計つてみると26.5〜27℃もありました。
地下から低い温度をとれても室内の天井、床、外壁が高いので室温があまり下がりません。

サッシは2重窓にしていますが、その他が断熱不足なのですね。

地熱などわずかな自然の熱で涼しくしたり、暖かくしたりするときは建物の気密断熱がしっかりとされていないと効果を発揮できないことが
よくわかりますね。

でも木下会長の研究はまだまだ続き、地下のパイプの土に接する面積をいかに増やすか、研究中です。
建築家であり、学者です。

これからの研究成果が楽しみです。
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2011年07月29日

フジ創ホーム様の勉強会


以前気密測定をさせていただいた富山県高岡市江尻の潟tジ創ホーム様の荒井社長様より温熱環境のことをもっと知りたいので事務所へ一度顔を出していただけないか電話がありました。

自然素材を使い独自なオリジナルな工法の家をされている住宅会社です。

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今回は基礎断熱の中の湿度調整をどのようにすればよいかとのことでした。
私は理科年表で各地域の気象のデーターで住んでいるところの気温、湿度からお話しました。

富山は7月80%、8月77%もの湿度があります。
日本海、富山湾に面し、後ろは剣、立山の3000m及の山が屏風のように立って夏は海の水蒸気はたまりやすく、冬はシベリヤから冷たい季節風が水蒸気を冷やし雪が多く降るところだから湿度が高くなると説明しました。

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温度と湿度の関係、飽和水蒸気量、湿り気曲線図、など温熱の基本を熱心に皆さん聞かれていました。
私は温熱環境の仕事をして21年目です。
その間いろいろな経験をして、自分の失敗談をお話すると、なるほどとうなずいて聞いてくれました。
これだけスタッフの皆さんが熱心に聞いて質疑応答をしてくれる会社は少ないですね。

ほとんど温熱環境は一方的に話すことが多く、疑問点を掘り下げて質問をされる社員の方いると話甲斐があります。

ついつい好きな温熱の話が長くなりました。
2時間近くお話した後、荒井社長様の新築されたばかりの自宅を見せていただきました。

自然素材をふんだんに使った素敵なお家でした。

もちろん高気密高断熱住宅で、気密測定の結果が0.13cm2/m2と超高気密で、熱損失係数Q値がなんと1.1w1/m2k
です。
T地域の北海道が1.6wですから1.1wはすごいですね。

お家の中に入るとエアコンをわずかに除湿運転しているだけで快適です。
なぜかなと聞くと床下に地熱回収の換気システムがあり地熱効果がきいていました。
64坪の大きなお家は気密断熱が良いので、わずかな地熱でもこれだけ涼しい温熱環境の優れた家になるのです。

こちらこそ勉強になりました。
ありがとうございました。
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2011年07月24日

あさひホーム様の地熱活用住宅の新聞記事



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昨日の北陸中日新聞の朝刊に鰍さひホーム様の地熱活用のトリプルエコ住宅の記事が載っていました。

全国NETの大手リクシルも北陸で地熱回収をしている住宅の現場の写真もあり、地熱利用の時代に入りましたね。
他社は井戸と同じで、地中深く穴を掘り地中の熱で住宅を冷やしたり、暖めたりしている大掛かりなシステムです。
確かに地熱は回収できますが、かなり設備投資がいり、結露水のポンプアップが必要でメンテネンスがかかります。

その点あさひホーム様のトリプルエコ住宅は基礎の外断熱をして床下を室内とし、床下の安定した地熱を取り込むのが特徴です。
石川県のブランドにも認定され温熱環境に優れています。

私もあさひホームの米田社長様にはこの床下地熱回収の技術的な取り組みにもさせていただいた関係でとてもうれしいです。

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2011年07月16日

透湿抵抗計算プログラム


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長期優良住宅の申請には透湿抵抗の計算を求めれるようになりました。

(社)住宅性能評価表示協会よりこの計算プログラムのテキストが発行されました。

外壁、屋根に結露を防ぎ住宅を長持ちさせるために国が基準を設けたのです。

たとえば外壁の場合ですと、断熱材とその室内側の材料Rrが断熱材より外側Ro材料と通気層の2倍以上の抵抗が北陸の基準です。

一般的な施工室内Rr側プラスターボード9.5mm、グラスウール100mm Ro側タイベックシート、通気層、外装では0.48で2倍以下になり内部結露しますので不可にになります。

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この構造に室内側Rrに合板12mmを入れるだけで6.29となりOKとなります。
ところが合板をRrの外側に張ると逆になり内部結露する危険性があり不可です。


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要するに壁の中に結露の露点域をつくらないようにしなければなりません。
これから設計士さんもこの温熱環境の理解が必要になりました。
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2011年07月15日

キノシタ住宅様の地熱回収実験棟



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福井の建材問屋アロックサンワのY課長と福井県あわら市の潟Lノシタ住宅様に同行する機会がありました。
地熱について話を聞きたいということです。

訪問してびっくり、地中2.5mのパイプをいれ住宅の家の中の空気をモーターで地下に送り冷やす実験棟がありました。

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室内の空気を地下にまわすクローズドループという地中熱利用の方法です。
木下社長はもっと深く掘りたかったけど3mまで掘ると、細かい黒い砂にぶつかり掘削機をぬくと穴が崩れてしまい
それ以上掘るのは無理だったというのです。

2.5mの地下の温度は22℃でした。
しかし部屋の中の地熱の噴き出し温度は25℃、なぜ22℃にならないのだろう?かと相談を受けました。
私はまず実験棟の床、壁、天井、サッシの表面温度を輻射温度計で計ってみました。

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壁、天井のプラスターボードの温度が30℃、2重サッシの室内側のガラスが32.5℃もあります。
外壁はタイペックシート、グラスウール、プラスターボードでした。

外装材がまだ貼っておらず直接太陽の熱がタイペックシートにあたっています。
それに地下から床下のパイプに保温材が巻いてありません。

私のアドバイスしたことは

外壁に通気の胴縁を打ち外装材を張ること。

地下からの床下のパイプの保温材を巻くこと。

現在、パイプが塩ビ管を使っているがこれをアルミジャバラの熱伝導率の良い物に替えてみること。

以上3点お話しました。
塩ビは熱伝導率は悪く、室内の暖かい空気に触れ地熱が追従していかないのです。
アルミの熱伝導率の良いものでしたらかなり追従します。

パイプの中で結露するので水中ポンプをいれ水をくみ上げる必要があります。
地熱のわずかな冷熱を室内に取り入れて冷やそうとしても建物の断熱、気密をしっかりしないと効果が現れません。

しかし福井のあわら市に工務店様でこのような実験棟を建て地熱の研究をしておられる社長様にお会いし、いろいろお話が出来てとても勉強になりました。
ありがとうございました。
posted by 山男のつぶやき at 07:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2011年01月26日

園芸ハウスにも地熱利用の記事


私の仕事は温熱環境ですので、どうしても「暖めると」か「冷やす」「快適な環境」などの言葉に目を奪われます。
これは仕事柄仕方がないですね。

農業新聞で園芸ハウスにも地中熱回収してピーマンを栽培している記事を見つけました。
広島県の三次市にある会社ということです。

地中100mまでボーリングしてパイプを回し、不凍液で地下の熱回収してハウスの地温が15℃の保つことが出来るそうです。

P1010957.jpg

この原理はすでに住宅でも採用されていますね。
この会社のホームページを見ると他にも地熱を活かし道路の無水融雪システムとか池や湖の底に熱回収パイプを敷設して近くの建物や道路の融雪に活かしているそうです。
池の底の温度は外気の影響が少なく年間安定した温度の熱容量があると記事を読んでよく研究している人がいるなと感心しました。
posted by 山男のつぶやき at 10:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温熱環境
2010年12月14日

超省エネ、地中熱交換ハウス


農業新聞に省エネの興味ある記事が載っていました。
日光温室で太陽熱を利用して温室内の暖かい空気を地中に送風機で送り地中に埋設された栗石などに蓄熱し、夜間放熱させて
ハウスを暖めるという原理です。

P1010903.jpg

この原理が住宅でも屋根の上にソーラーパネルを乗せ、冬はその太陽の熱を床下に放熱するOMソーラーに採用されていますね。
基礎を外断熱にして、これをもっと進化させて床下にパイプを埋設してそこに空気を送り込むともっと効率よく熱回収ができそうな気がします。

冬場のわずかな太陽熱を取り込むのですから、住宅は外断熱高気密高断熱工法にして熱を逃がさない住宅にしなければなりませんね。
いずれにしても太陽の熱を取り込み利用するには高気密高断熱住宅が基本になります。
posted by 山男のつぶやき at 08:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 温熱環境
2010年06月29日

床下中央部の高湿度の基礎パッキン工法の弱点を送風かくはん機で解消


P1010450.JPGP1010452.JPG

以前から指摘されている基礎パッキン工法の床下中央部が湿度が平均85%と高い弱点がありました。

日本建築学会の九州大学の研究報告によると「自然換気による気流では床下中央部から風下部にかけてきわめて換気量が少なくなることが一因である」と報告されています。

これを解消するには床下中央部を撹拌しながら強制換気する方法が有効な手段と書かれています。

研究では何でも22ポイントの低減が認められたと言う事です。
即ち85%が63%にになるというのですから、街中の住宅に囲まれて自然の風をあまり期待できない基礎床下には家を長持ちさせシロアリやカビ、腐れの発生を防ぐ効力がありますね。
すでに換気メーカーにもこのかくはん装置の機械が市販されています。
posted by 山男のつぶやき at 14:02 | Comment(0) | 温熱環境
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