2013年06月24日

ゼロエネ、躯体基本性能重視

7月5日締め切りの国交省のゼロエネルギー認定の住宅の温熱Q値計算をしています。

去年のように太陽光発電で無理やりゼロエネ達成率120%以上は、あまりにも太陽光に頼りすぎで問題になりました。

今年はやはり住宅の躯体の温熱性能と高効率の設備機器の性能を重視するとなりました。

今図面のお家は外壁ダブル断熱です。


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Q値が1.57w、夏季日射取得係数は0.38でした。

たぶん今年の評価数値は1.9w以下と思われるので、1.57wであれば何とかゼロエネは大丈夫だと思うんですが・・・。

大丈夫かなあ!
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2013年05月31日

今年のゼロエネは注文住宅と躯体、省エネ機器性能優先

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「福田さん、ゼロエネルギー住宅に挑戦したいんだけど、ちょっと教えてもらえんかな」

とこんな電話が取引先の工務店の社長さんよりありました。

去年は国交省のゼロエネルギー住宅の申請で温熱Q値計算や1次エネルギー計算など9物件を住宅会社、工務店、設計事務所さんのお手伝いをしてきました。

今回の工務店さんはゼロエネを理解してくれるお施主様がおられるそうで、これはチャンスです。

去年のゼロエネは注文住宅であろうが、プラン住宅であろうが、達成率120%以上が優先されそれ以下はほとんど不合格となりました。

120%以上で採択がされたはいいが、なかなか施主様と契約に至らず、大量にゼロエネ取り止めの申し出があり、その後120%以下でも国交省は補欠で認めた経緯があります。


その苦い経験から、今年は

施主がいること、立てる場所か決まっていること。

住宅の躯体自体の温熱性能を高めること。

省エネ設備機器の性能をよりアップしたもの。

太陽光発電を除いた削減率で評価する

このポイントで優先順位を決めるとなりました。

太陽光発電の枚数を増やし、無理やり削減率を上げ採択してもらおうというような、去年のようなゼロエネ住宅は認められません。

やはり躯体の性能アップが先ず基本ですね。

断熱材の厚み、性能、窓の性能強化、それに設備機器は冷暖房、給湯機のAPF、COPの高いもの、LED照明など省エネ性の高いもの、換気は第1種熱交換か第3種はDCモーター仕様のものなどが評価の対象になります。

おかげで今年も私の仕事が増えそうです。
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2013年04月20日

ゼロエネルギー住宅の換気調整

私が温熱計算のお手伝いをした国交省の認定のゼロエネルギー住宅が完成し、換気の流量調整をしました。

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今月4月27日〜29日まで限定で一般公開される潟Aントール様の石川県かほく市の注文住宅です。

ゼロエネとは一年間に使う光熱費をゼロにするということです。

そのためには、高気密高断熱住宅にして温熱性能を高め、高効率の設備機器をいれ、屋根には太陽光発電を設置します。

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換気計画は私が提案し取り入れていただきました。

換気は販売するだけではダメで、必ず引渡し前に計画通り空気が回っているか測定し、調整しなければなりません。

この工事をした電気屋さんの仕事が丁寧で、結果は計画通り空気が回っていました


コントローラーの運転モードは中運転、換気のモーターは天井点検口の真上でメンテしやすい位置に取り付けてあります。

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排気口の流量計で調べゲージで調整します。

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これで安心です。
posted by 山男のつぶやき at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2013年02月26日

工務店、お施主様向けゼロエネ住宅研修会

2月23日土曜日は金沢のTOTOのショウルーム2階で工務店、施主様むけのゼロエネルギー住宅の勉強会をさせていただきました。

午前11時から12時20分、予定20分オーバー、午後は2時から3時半まで、予定30分オーバーしてしまいました。

このところゼロエネルギー住宅の温熱Q値計算の依頼が集中しており、実際のゼロエネ住宅の申請Q値計算とゼロエネルギー削減率、太陽光発電とその住宅の図面などをパソコンとプロジェクターで説明です。

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午後の部はたくさんの人が来られ一般の家を建てたいお施主様も結構、参加していました。

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どうしても数値の細かい計算例などを話さないとわかりませんので、果たしてどれほど理解していただいたか。

いかに素人の人にわかりやすく伝えるのことは難しいことか、実感します。

わかりやすい言葉で講演するのも私の修行の一つです。
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2013年02月07日

北陸ホームサービスステーションでゼロエネの研修会

金沢の建材問屋、竃k陸ホームサービスステーションでゼロエネ住宅、低炭素住宅の勉強会をさせていただきました。

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北陸ホームS.Sは27年間私が勤めていた会社です。いわば私はOBです。

ここでFP、ソーラーサーキット、ジョイコス、HPの高断熱高気密工法の担当をしていました。現在私が温熱環境の仕事ができるのもこの北陸ホームS・Sさんで教えていただいたお蔭です。

今日はその恩返しのつもりで金沢本社、富山支店の営業全体会議の後に時間を頂き温熱の勉強会をさせてもらいました。

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先ず国交省の165万円の補助金が出るゼロエネ住宅の実例から話しました。

去年2つの会社でゼロエネ認定の住宅がすでに上棟が終わり、現在工事が進行中です。

この会社のゼロエネの申請で私は温熱Q値計算をお手伝いをしました。

先ずQ値計算をすること、そしてトツプランナー基準を理解し一次エネルギー計算をしてセロエネルギーの申請書式の計算をする流れを理解すること。一次エネルギーの単位はジュール(J)に慣れること。ジュール(J)、ワット(W)、カロリー(cal)との関係を覚えること。

Q値計算さえできればゼロエネ住宅は簡単に申請できること。

現在、北陸の建材問屋でQ値計算をしてゼロエネ住宅の申請をできる会社は私の知る限りではないので、いち早く基本だけでもマスターすれば工務店、住宅会社さんに支援ができ、他社との差別化がはかれ、営業の武器となり建材、住宅設備機器、太陽光発電など売上げに大きい力になるなどお話をしました。

低炭素住宅については温熱Q値計算から、外皮平均U値計算に基準が変わる。メリットはローン減税で優遇されるなどの話をしました。

1時間20分あまりの時間でしたが、かなり詰め込んだ内容の勉強会でした。

営業マンの人がはやく理解して北陸で一番の建材問屋になって欲しいです。OBとしての願いです。
posted by 山男のつぶやき at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2013年01月04日

ゼロエネルギー住宅セミナーの資料づくり

来月、工務店様とお施主様向けのゼロエネルギー住宅の講演を頼まれています。

工務店さんだけでしたら相手も建築のプロですから、そんなに難しくないのですが、お施主さんが同行となると、どうわかりやすく具体的なセミナーができるか悩みます。

つい専門的な数値ばかりだと誰も聞いてくれないだろうし、時間のある正月休みに考え、つくることにしました。
持ち時間1時間ですべての内容を理解してもらうのは無理で、ポイントを絞って何とかつくりました。

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果たしてこれでわかってもらえるだろうか?
posted by 山男のつぶやき at 08:02| Comment(1) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2012年09月29日

ああ!机の上がQ値計算で図面だらけ

昨日は国交省のゼロエネルギー住宅補助金165万円の申請に必要な住宅の温熱Q値計算でパソコンの前の机の上が図面だらけになりました。

平面図、立面図、カナバカリ図、仕様書、サッシ建具リスト、換気の気積表、省エネ設備機器仕様内容、材木の構造プレカット図、全部で17〜18枚もあります。

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国交省の165万円の補助金の提案申請には富山、石川、福井の取引先の住宅会社、工務店、設計事務所の9社の申請温熱計算でボランティアで御手伝いしてきました。

そのなかで5社が補助金枠が採択されました。

私としても採択が5社もありうれしいですね。

その中の1社が本着工が決定しました。
申請のときはゼロエネ住宅プランで申請していましたが、御施主様がつき間取りなどまったく変わり最初から温熱Q値計算をしなければなりません。

先ず住宅の断熱性能を高めないと熱が逃げる家はゼロエネにはならず、温熱Q値計算をしてそれから国のトップランナー基準計算で省エネ高効率の設備機器の性能を入れて計算します。

冷暖房のエアコン、給湯のエコキュート、省エネ照明機器、節水型蛇口、消費電力の少ない換気扇、それに太陽光の発電量をいれ計算します。

そしてこのデーターを今度は国交省のゼロエネ申請書式でゼロエネ計算をしてゼロエネルギー削減率を提出しなければなりません。

提案の時の削減率を上回らないと補助金はでないので温熱性能Q値の数値が大事になります。

私は今までQ値計算でエコポイント、長期優良住宅申請で取引先の住宅会社、工務店、設計事務所様の60物件以上審査機関を通してきました。

民間の審査機関、JIO、ERI、それに市、県の審査機関を通し合格したのですが、今度は国交省の国の審査です。

おそらく温熱の専門のプロ中のプロが審査するので自分の計算の計算根拠などミスがないか徹底的にチエックしました。


計算根拠に指摘事項がはいり何回も是正処置をされないか・・。

はたして一発で合格できるかな?国が相手なのでやり甲斐がありますね。
posted by 山男のつぶやき at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2012年09月01日

アントール様でゼロエネルギー住宅着工申請の勉強会

石川県七尾市に本社があり金沢市、羽咋市、志賀町で営業展開しておられる潟Aントール様の勉強会がありました。

今回の国交省の「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」で国から認定採択されました。165万円の補助金がでます。

申請のときはいろいろと本社の社長様や設計の女性の方と何度も図面や申請のエネルギー計算などアドバイスをしました。
その甲斐があり国から採択の通知があったと聞いたときは自分が受かったようにうれしかったですね。

そして採択されて24年度中に正式に着工申請を国にする必要があります。

採択申請のときのゼロエネ削減率を下回ると補助金は出ませんので、建てる住宅の温熱性能や高効率の設備機器のチェックが必要です。

羽咋営業所に営業、設計、現場監督、大工さんなど10名の方がそれぞれの役割、取り組みを勉強しに集まりました。

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私はまず着工申請に必要な申請書式、着工図面、断熱材の厚み、サッシの性能、床面積に対してのサッシの占める面積の目安、高効率のエアコン、エコキュートの省エネ率APFの機種選び、LEDなどの照明、太陽光の設置位置方位、角度や換気システムと1階天井ふところの高さで配管ができるかのチェックなど構造設計と大工さんとの打ち合わせなど2時間あまりアドバイスをしました。

それぞれの専門のプロなので呑み込み早く、とても有意義な勉強会でした。

正式な図面とプレカツト図ができれば温熱Q計算が私の仕事です。

ゼロエネ住宅の完成が楽しみです。
posted by 山男のつぶやき at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2012年08月23日

ゼロエネルギー住宅削減率はやっぱり120%以上

国交省のゼロエネルギー住宅推進事業補助金165万円の申請で私は北陸3県の9件の御得意先の工務店、住宅会社に御手伝いをボランティアでしました。

申請手続きとゼロエネ削減率の計算がにゼロエネルギープランの図面と国の申請フォーマットとをパソコンで計算を打ち込む作業で3日間かかり9件の得意先の半分以上を私が計算して御手伝いをしました。

住宅の温熱環境の性能を高め、高効率の設備機器、省エネ照明、太陽光発電、などで年間の住宅の燃費をゼロにするものです。

皆さんが一番悩んだのは自分たちの造る住宅の温熱性能のQ値がわからないということでどうすればよいのかという事です。

高気密高断熱住宅を良く手がけている会社でも自社でQ値計算をする会社はほとんどありません。

9件の得意先の中から5件が補助金の採択決定の通知があり私としても大変うれしいです。

採択された得意先の社長から国交省からのメールをコピーして送ってくれました。

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当初から削減率は120%以上が合格ラインといわれていましたがコピーを見るとやはり120%を超える物件が採択さていました。

120%を超えるのには温熱Q値で1.9w/m2k以下の性能にしないと難しいですね。これができないときが高効率設備機器や照明器具はすべてLEDにするとか、太陽光の枚数を増やし発電量を増やさないととても120%以上にはなりません。

国が先導的事業として補助金を出しCO2削減をはかりより省エネ住宅を普及しようとこれからますます力を入れてくると思います。

これからは工務店、住宅会社さんも勉強する時代です。
posted by 山男のつぶやき at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2012年06月19日

相川建設様のゼロエネルギー住宅申請お手伝い

白山市三浦町のFP工法住宅の相川建設鰍フ相川社長様より今回の国交省のゼロエネルギー住宅の申請をしたいので少し手伝ってもらえないかと依頼がありました。

締め切りが6月22日必着なので私も相川建設様の事務所のパソコンの前でいろいろアドバイスをしました。

FP工法なので断熱性能は抜群にいいですから、太陽光発電を入れると簡単にゼロエネルギー住宅の一次エネルギー削減率の%が上がります。

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一次エネルギーの計算方法、申請書の書き方など住宅コーディネイターの女性社員の方はさすが呑み込みがはやいですね。

「これでいいでしょうか?」と夕方彼女から、電話がありもう一度事務所により見せてもらうと完璧に申請書ができていました。

こんな優秀な社員がおられると相川社長も助かりますね。

お手伝いした私も来月7月半のゼロエネルギー住宅の認定の結果が待ちどうしいです。これで認定とれればなぁ!

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2012年06月09日

ゼロエネルギー住宅、やはりQ値計算が必要

お得意様から、「福田さんゼロエネルギー住宅の申請したいので図面送るし計算できないか」と相談が多くなりました。

国交省の書式のトップランナー基準で1次エネルギー計算をして、その数値をゼロエネルギー申請の書式に入力して計算をします。

計算の基準となる断熱区分の入力方式と温熱Q値計算で入力する2通りの方法があります。

石川県は一部山を除いてW区分の地域です。4区分(ウ)は熱損失係数Q値が2.7wです。

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この断熱区分(ウ)で入力するとエネルギー削減率が97%で達成できませんでした。

今度は2.3WのQ値で計算すると105.7%で何とかクリヤーできました。

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やはり自社の住宅の温熱性能のQ値計算をして数値を知っておかないと、断熱区分だけだは難しいですね。
posted by 山男のつぶやき at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅

2012年06月08日

建材問屋営業マンにゼロエネルギー住宅の講演

私の以前長年勤めていた金沢の竃k陸ホームサービスステーションの塚本社長からの依頼で、金沢、富山の営業マン全員に「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」について講演をしました。

国交省のゼロエネルギー住宅に対して補助金上限165万円が出ます。

工務店、住宅会社、設計事務所さんに説明をする基礎知識をまず勉強しないといけないといけないと思います。

住宅の躯体の温熱性能を上げ、それに高効率の設備機器と太陽光発電を取り入れ、限りなく1次エネルギーをゼロにしようというものです。

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約1時間半の研修でパソコンとプロジェクターを使い説明しました。

Q値計算などかなり専門的な話までしましたが、わかってもらえたかどうか。

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このゼロエネルギーの申請は今月22日まで必着です。

東京の推進事業室に何回も電話をしてやっとつながり、お話を聞くと「そんなに難しく考えなくてもよいです。Q値計算ができなければ断熱区分の項目で申請可能です」といわれました。

なんだこれなら建材問屋の営業マンでも工務店様に話ができます。

営業マンには今がチャンス、工務店、住宅会社にどんどん勧め、申請するように話かけをしようと講演を終了しました。
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2012年05月24日

ゼロエネルギー住宅に必須のQ値計算

国がゼロエネルギー住宅推進事業の補助金制度が始まりました。

補助金上限165万円の「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」と上限350万円の「ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業」です。

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住宅会社の社長から相談を受け公募内容の分厚いコピーを渡され、うちの会社もゼロエネルギー住宅を申請したいので申請の技術的な応援をしてほしいといわれました。

申請締め切り日が来月6月22日までなので、今猛勉強中です。

北陸は住宅温熱環境基準はW地域で現行はQ値2.7w/m2k以下です。しかしゼロエネルギー住宅の基準目標は1.9w/m2k以下と今の基準の30%以上の省エネを求めています。

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北陸地域ではこれは大変きびしい目標数値です。

従来の断熱材、サッシ、住宅設備機器を根本的に見直さないとクリヤーできません。

それに太陽光発電、エネルギーコントロールシステムHEMS、蓄電池など取り入れなければなりません。

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それにしてもたくさんの書類があり大変ですね。

このところ温熱Q値計算の問い合わせが急に多ったのもゼロエネルギー住宅の関係です。

Q値計算は私の専門ですが、太陽光発電、蓄電池、HEMSは勉強しないとわかりません。未知なものにチャレンジです。
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2012年04月18日

ゼロエネルギー住宅

住宅会社のお得意先の担当者からゼロエネルギー住宅についてどうすればできるか問い合わせがありました。

私もまだ勉強不足ですが、知っていることをお話しました。

国交省が打ち出しているゼロエネルギー推進事業の補助金上限、165万円の法案が国会で通ればこの制度が始まりますが、見通しとしてはこの5月くらいになるようです。

その骨子は「住宅の年間の一次エネルギー消費量がおおむねゼロになる住宅の躯体と設備の一体化を図るため」となっています。

一次エネルギーとは何でしょうか。電気、ガス、石油、原子力、石炭、燃料となる木材などの発するエネルギーの基準単位ギガジュール(GJ)です。

電力に換算するとメガジュール単位で1MJ=0.278kwhとなります。

住宅の年間消費エネルギーを高気密、高断熱化を図り、消費エネルギーを少なくし、足らない分は自然エネルギーの太陽光発電や太陽熱温水器、ガスコ−ジュネレーションの発電、地熱回収、通風計画、蓄電池、電力の自動制御システム(HEMS)などでまかない消費エネルギーをゼロにしようというものです。

一般的な家庭では家電、人体から16.7KJ/m2h (0.004KW/m2h)の内部発生熱があります。これは冬は暖房にプラスになりますね。

逆に夏は家電、厨房、人体の発生熱は4.2KJ/m2h (0.001KW/m2h)となり冷房負荷になってしまいます。

まず住宅の躯体の断熱、気密、サッシなど開口部の高断熱化、熱交換換気などで温熱環境の熱損失係数Q値を高めなければなりません。

北陸などの基準はQ値2.7w/m2kですが、ゼロにするにはQ値1.0w/m2k以下にしないとまず無理だと私は思います。

富山の温熱環境の優れている住宅会社は天井セルロースファイバー400mm、壁は120mmセルロースファイバー、そして外張りのダブル断熱としてプラス、板状ロックウール80mm計200mm、床下は大引間にセルロースファイバー100mm、いずれも室内側気密シート張りです。

サッシはオール樹脂、トリプルガラスLOW−Eアルゴンガス入りU値1.23w/m2kの非常にレベルの高い仕様です。

これで温熱Q値計算すると、1.36w/m2kでした。

これだけ重装備しても1.0以下にはほど遠い数値ですね。
不足部分は太陽光発電や太陽熱温水器などと高効率の設備機器、エコキュート、LED照明、高効率エアコンなどで省エネをはからなければ到底不可能な数値です。

国のトップランナー基準で、ある住宅会社の住宅の温熱計算をして審査機関を通しました。

この住宅はQ値計算したところ2.1W/m2kでした。北陸の一般的な高気密高断熱住宅です。これに高効率の設備機器を入れ計算したところ年間エネルギー消費量が44.2GJ/年でした。

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国の標準が52GJ/年ですから118%達成でフラット35Sの基準を合格しました。
この住宅は太陽光の設備はありません。

この44.2GJ/年をゼロにしないとゼロエネルギー住宅とはなりません。

もちろん太陽光だけではゼロにはにはならず躯体の温熱性能をもっと高め、高効率の設備機器を入れないとゼロエネルギー住宅とはならないのです。

太陽光、太陽熱温水器、高効率設備機器のコストがかかり、かなり建築費が高くなります。
仮に補助金ををもらっても足らず、お施主様がそこを理解してもらえるか、いや理解してもらえるように提案、説得、営業できるかにかかつていると思います。

posted by 山男のつぶやき at 09:30| Comment(3) | TrackBack(0) | ゼロエネルギー住宅
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